【フィリピン経済ニュース】PSE上場の大学、23年度は学生数増加で好業績
2023年10月1日
広告
ファーイースタン24%増益、セントロ エスコラール3倍増益
フィリピン証券取引所(PSE)には、ファー イースタン ユニバシティー(証券コード:FEU)とセントロ エスコラール ユニバシティーという総合私立大学が2校上場されている。双方ともに会計期末は5月であり、この程23年度(2022年6月~2023年5月)の年次報告書提出が出揃った。
それによると、FEUの2023年度の総収入は前年度比(以下同様)20.2%増の49億7,620万ペソへと二桁増加した。授業料は据え置かれたが、新型コロナウイルス感染減少やそれに伴う外出・移動制限の大幅緩和や対面授業の本格再開を背景にした学生数の増加が寄与した。増収効果や税負担軽減などで帰属純利益も24.1%増の18億6,674万ペソへと二桁増加した。
同様に、CEUの総収入は44.5%増の18億8,032万ペソに達した。大幅増収効果に加え、その他損益が黒字転換したこともあって、帰属純利益は232.6%増(約3.3倍)の3億9,602万ペソへと急増した。やはり、学生数の増加が収益拡大に寄与した。新入性が4.3%増加、下半期の在学生は前年同期比11%増の1万6,899人に達したとのことである。
双方ともに本部はマニラであるが、地方にもキャンパスを有する有力総合大学である。グループ校などを含めると学生数は2万人を大幅に越えている、双方ともに、1986年に上場されている。
広告