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【フィリピン経済ニュース】6月15日、ユニクロ フィリピンが開業10周

2022年6月15日

6月15日、ユニクロ フィリピン(比ユニクロ)が開業10周年を迎えた。比ユニクロ1号店は、2012年6月15日、巨大ショッピングモール「SMモール・オブ・アジア」に出店された。1号店のオープン時には、ユニクロの知名度が高いこと、事前販促キャンペーンの奏功もあって開店前から1千人近い行列が出来た。

 

現在、10周年記念として、セールやプロモが展開されている。例えば、6月10日から7月22日までの毎週金曜日にPNBカードでの購入4,000ペソにつき450ペソのキャッシュバックというPNBとの提携プロモが実施中である。また、ジョリビー、サンミゲルビール、ナショナルブックストア、セレクタなど有名ブランドの商品やマスコットをモチーフにしたTシャツ(半袖790ペソ)が販売されている。

 

なお、ファーストリテイリングはフィリピンにおけるユニクロ店舗の出店、運営を目的として、2012年1月にSMリテール社と共同出資して合弁会社、「ファーストリテイリング フィリピン社」(FRPI、所在地:マニラ首都圏パサイ市)を設立した。ファーストリテイリングの出資比率は75%である。

 

店舗網は順調に拡大、2017年10月末には43店となり、マレーシアの42店を上回るASEANでの単独トップに浮上した。その後、ASEAN首位の座を維持、2018年5月末で50店、2019年末には60店に達した。2020年以降は新型コロナウイルス禍の影響もあって、出店ペースはやや鈍化しているが、2022年5月末時点で63店に達し、2位のタイ56店、3位のマレーシア49店などを大きく上回っている。

 

なお、2018年10月にはマニラ グローバル旗艦店をオープンした。この店舗は、フィリピンのみならず、東南アジア最大級の店舗であり、マニラ首都圏マカティ市のアヤラ通りに立地する最新のショッピングモール「グロリエッタ5」内に立地する。11の国と地域にある15番目のグローバル旗艦店で売場面積は約4,100平米に達する。この店舗の出店は、ニューヨークの5番街、ロンドンのオックスフォードストリート、パリのオペラ地区、東京の銀座、シンガポールのオーチャードロードなど世界の主要都市にあるグローバル旗艦店に加え、ユニクロのグローバル戦略におけるマニラでのビジネスの重要性を反映している。

 

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