【フィリピン経済ニュース】21年の貿易24%増の1,925億ドル(確定値)、赤字76%増
2022年4月25日
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フィリピン統計庁(PSA)は4月20日、2021年の貿易統計(確定値)を発表した。それによると、2021年の総貿易額は前年比(以下、同様)24.2%増の1,925億3,000万米ドル。最大の貿易相手国は中国で383億5,000万米ドル(シェア19.9%)、2位は日本で218億3,000万米ドル(同11.3%)。2021年の総輸出額は14.5%増の746億5,000万米ドル、総輸入額は31.3%増の1,178億8,000万米ドルと二桁増だった。その結果、2021年の貿易赤字は75.7%増の432億3,000万米ドルと拡大した。
2021年の貿易収支を国別でみると、最大の貿易相手国の中国との貿易赤字は152億4,600万米ドルで、赤字全体の35.3%を占めた。次いで貿易赤字が大きいのはインドネシア(75億7,900万米ドル)、韓国(67億7,700万米ドル)。一方、最大黒字相手国・地域は香港で黒字額は66億6,300万米ドル、次いで米国(40億9,800万米ドル)。フィリピンにとって2番目に大きい貿易相手国である日本との貿易収支は3億8,300万米ドルの赤字であった。
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