2019年6月27日
日本式パン(ふわふわ)で食の安心ニーズに対応
双日はフィリピンにおいて、小麦粉製造業及び小麦粉を中心とした食料原料販売と、パンの製造・販売にも注力しつつある。製パン事業に関しては、リョーユーパン(本社:福岡県大野城市)と共に、ニッポン・プレミアム・ベーカリー(NPB)を設立、マニラ首都圏南方バタンガス州のファースト・フィリピン・インダストリアルパークⅡに製パン工場を建設した。この工場は既にソフトオープン、マニラ首都圏を中心に日本式パン(ふわふわ FUWAFUWA)の卸販売が開始されている。
この工場の開所式が、6月26日、現地にて開催された。フィリピンでは、経済成長に伴い小麦食の増加など食文化が変化しつつある。双日は、フィリピンにおいて、小麦製粉事業、原料卸事業、製パン事業という小麦流通のバリューチェーンを実現することで嗜好の変化に対応し、各段階で日本の技術・ノウハウを導入して食の安心・安全に対するニーズに応え、フィリピンの食文化の発展に貢献して行く方針である。
双日とリョーユーパンによる日本式パン(ふわふわ FUWAFUWA)は、既にマニラ首都圏マカティ市の有力小売店ランドマークのほか、ロビンソンズなどで販売されている。ランドマークでは、FUWAFUWAパンコーナーが設置され、セレクトローフ(ふわふわ食パン)厚切り6枚(350グラム)が58ペソ、セレクトローフ普通12枚(550グラム)が82ペソ、ふわふわロール(ストロベリー、チョコ、バニラ、各54グラム)が30ペソ、カスタード・バン(72グラム)が38ペソで販売されている。
<ニッポン・プレミアム・ベーカリーの概要>
会社名:Nippon Premium Bakery Inc.
設立:2017年7月
工場所在地:バタンガス州サントトーマス市ファースト・フィリピン・インダストリアルパークⅡ
株主:双日株式会社 70%、JR&R Distributors Inc. 20%、株式会社リョーユーパン 10%
事業内容:パン製造販売