世界のオピニオンリーダーとして知られるニュースネットワークのCNNは、2016年を総括する記事として「2016年のアジア圏内における勝者と敗者」を発表しました。その中で、2016年5月にフィリピン大統領選の勝利を収めたドゥテルテ大統領は、「今年の偉大なる勝利者」に選ばれました。
(写真)アジアの偉大なる勝者、ドゥテルテ大統領 出典:European Press Photo Agency
この記事を書いたのは、アメリカ公使としてフィリピンのマニラにあるアジア開発銀行(ADB)の理事職に就いていたCurtis Chin氏と東南アジアに精通したアナリストのJose B. Collazo氏。二人はドゥテルテ大統領を「良くも悪くも、フィリピン国内に留まらずに世界中を揺るがし、物事を根底から覆すヒントを与えた」と評価しました。
さらに、主な理由として、ドゥテルテ大統領の犯罪や麻薬問題についての常識を超えたスタイルでの対応や、国内世論調査(SWS)で77%の支持率を得ていること、2016年の演説で、「経済や貿易に積極的に取り組みフィリピン国民の生活水準を向上させ、フィリピンを偉大な国にする」と公約し力強いリーダーシップを見せたことなどを挙げました。
また、「最悪の年」だった人に名前が挙がったのは汚職問題で世間を騒がせた、韓国の朴槿恵大統領。「複雑な年」だった人に選ばれたのはインターネット住人という意味で使われる「Webizens」が選ばれました。これは、2016年にアジア圏内に於いてインターネットの普及率が飛躍的に上がったものの、その自由度に於いてはまだ各国にバラつきがあるため。
「良い年」には中国で躍進している配車システムアプリ、「DidiChuxing」のCEOのWei Cheng氏が選ばれました。
参照 :CNN
- 「ニックネーム」 Ami
- 「自己紹介」 ファッション、洋楽ロック、
- 洋画が大好きです!
- 初めてマニラに上陸しました。