豊富な色彩を使った芸術品が海外からも注目を集めているモロ民族の文化を始め、古くからミンダナオ地方に伝わる芸術を肌で感じることができる記念特別展「Manāra」がアヤラ美術館で開催されています。
(写真)オープニングの式典では民族舞踊が行われました。
この展示会では世界的に注目を集めている彫刻家のToym Imao氏とビジュアル・アーティストのLilianna Manahan氏のコラボが実現。タイトルのManāraとはアラビア語で「ミナレット」といい、灯台という意味があるそう。「光がモロ文化の豊かさを照らし出す」というテーマで23のミナレットとランタンのモチーフで見事に芸術に富んだモロ文化を描き出しています。
(写真)彫刻家のToym Imao氏はナショナル・アーティストAbdulmari Asia Imao氏の息子です
展示会初日の5月3日、主催者アヤラ財団の代表Ruel Maranan氏が「ミンダナオとモロの文化を紹介できる機会を持つことができ大変うれしく思っています。」と述べました。
(写真)ビジュアル・アーティストのLilianna Manahan氏
Imao氏は発表した作品を「これからもさらに変わり続けていく文化の着手地点として、純粋な感覚で多様性の統一を芸術的に表した」と説明。また、Manahan氏は「この作品で人々がモロ文化の新たな面を発見し、より理解を深めてほしい」と述べました。
(写真)ミンダナオの有名な芸術作品
Toym Imao氏はフィリピン大学を卒業後、米メリーランド州の芸術大学MICAでアートを学びました。Lilianna Manahan氏はフィリピン大学を卒業後、家具デザイナーのKenneth Cobonpue氏のもとデザインを勉強し、産業系デザインを得意とするビジュアルアーティストとして注目を集めています。
(写真)アヤラ財団共同議長フェルナンド・ゾーベル・デ・アヤラ氏、アヤラ財団プレジデント、ルエル・マラナン氏、出展者トーマ・イマオ氏とリリアナ・マナハン氏、他
展示会はアヤラ美術館にて5月26日まで開催されています。展示作品は年末にヴィサヤやミンダナオに展示される予定です。
アヤラミュージアム:http://www.ayalamuseum.org/
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