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メトロマニラ地下鉄契約、日本のODAから9.3億米ドル資金を調達
2018年04月11日更新

メトロマニラ地下鉄計画に関する9億3475万米ドル(約487億ペソ)の資金貸付契約が先週、フィリピン政府と日本の国際支援機構(JICA)との間で結ばれました。この貸付は、フィリピン国内初となる地下鉄計画の、第1フェーズの建設資金となります。

 

(写真)交通省Facebookページにアップされた写真

9億3475万ドルの融資は、総工費71億ドル(約3700億ペソ)のうちJICA拠出分の73%にあたり、残りはフィリピン政府が負担。

3月16日に開かれた署名式には、財務大臣のCarlos Dominguez III氏、予算管理大臣のBenjamin Diokno氏、鉄道担当交通次官の Timothy John Batan氏のほか、日本側からJICAフィリピン事務所長の和田義郎氏、2009年から今年3月までフィリピン事務所長を務めた伊藤晋氏、在フィリピン日本大使館の影山昇氏が出席しました。

 

(写真)導入される地下鉄のイメージ

全長30kmの地下鉄の導入は、国家経済開発局とJICAが進めるメトロマニラ交通システム計画の一部です。14の駅と、19の8両編成車両で構成され、ケソン市のミンダナオアベニューとNAIA国際空港を結びます。
Dominguez財務大臣は、最初の3駅が2022年までに開通、残りは2025年までに開通すると述べました。今年初めに発表された計画よりも2年早まった形です。建設は今年第三四半期から始まるとされています。

(*記事内のレートは1米ドル = 52.1140ペソ)

 

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