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フィリピン ビジネス環境改善法が官僚主義的手続きを排除
2018年06月05日更新

ビジネス環境改善及び効率的な行政サービス提供に関する法律により、各種申請書類の承認が迅速化される事になります。5月28日にフィリピン ロドリゴ・ドゥテルテ大統領がこの法律の制定にサインしました。これにより、ビジネスに関する許可・ライセンス取得にかかる日数が減る事になります。

ビジネス環境改善法2018に署名するロドリゴ・ドゥテルテ大統領/ 写真 dti.gov.ph

この「ビジネス環境改善法」は、官僚主義的手続排除法2007として知られる共和国法第9485号の改正法として発行されます。行政機関に対して、各種申請手続きから承認までの期限を設定また、期限内に承認手続きが完了できなかった行政機関職員に対して、ツーストライクポリシーを適用するなど、より厳格なルールが規定されています。

地方政府レベルの簡易手続きであれば3日間以内にプロセスを完了。建築許可等若干複雑な手続きは7日間以内、一方、国レベルの非常に複雑な手続きであっても20日間以内にプロセスを完了させる、等が法律には含まれています。

この法律を立案しサポートしてきた上院多数党ミゲル・ズビリ党首は、「この法律は、ビジネスのためだけではなく、運転免許証、パスポートなどにも適用される。」と述べています。

ドゥテルテ大統領は、DTIに対して、実施規則・規制の作成に最大30日間の猶予を与えているので、法律自体の発効は、8月以降になります。同時に、官僚主義手続排除局(ARTA)が、大統領府傘下に設置されます。

 

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