フィリピンで働く日本人や主婦、リタイヤメントの方に向けて毎月開催されているBDO主催のマンスリーセミナー。日常をより豊かにするために役立つ、お金にまつわる情報を無料で学ぶことができます。
セミナー開催前の会場
2020年最初のマンスリーセミナー。毎年恒例の「フィリピン経済と株式市場展望」が今回のテーマです。
今回はBDO Nomura Securitiesの社長である片川弘一さんを特別に講師としてお迎えしました。
BDO Nomura Securities 社長 片川弘一氏
●今日のセミナーのポイント●
世界経済はU字型回復へ。しかし堅実な回復成長にはまだ遠い。世界主要国の中央銀行金融政策に変化無く、安定した金融環境が続く。
USドルはやや弱めに推移。専攻していた米国経済の成長率は、欧州など他地域の成長率との差が小さくなる。
アジア全域と比べても、フィリピン経済の見通しは相対的にポジティヴ。野村證券エコノミストはGDP成長率を、2019年/20年/21年 6.0%/6.7%/6.8%と予想しており、市場コンセンサス 5.8%/6.1%/6.4%よりも高い成長を見込んでいる。インフラ投資の加速により、経常収支赤字額が拡大することは懸念
フィリピンの先行インフレ率予想は(2019年/20年/21年:2.5%/3.1%/3.3%)と見ており、上昇傾向にあるが、大きな懸念は無いまま推移できそう。石油を始め商品相場の高騰をきっかけとしたインフレ・リスクには注意が必要。
好調なフィリピン経済の加速:インフラ投資の拡大が順調に進み、懸念されている中国ベースの製造拠点がフィリピンも移管されるようになれば経済が急拡大する。
リスクは?:地域的な貿易摩擦の再燃、巨大経済国のクレジット・クランチ、フィリピン経済収支の予想以上の悪化、更に商品市況の急騰によるインフレ加速。
●2019年のレビュー●
- 米中摩擦に対する不安、保護貿易主義への移行
- Geo Politics、英国のEU離脱、政治家に対する不信
- 米国FRBの金利上げ
- グローバルな気候変動
- 中国内ローン問題と不動産市況悪化、石油価格高騰
●次回のセミナーはこちら●
予定開催日:2月19日(水)12時~
場所:マカティBDO本店
場所の詳細はBDOジャパンデスクのウェブサイトをご覧ください。
無料ですので是非ご参加ください!
本日のセミナーで使われた資料はBDOジャパンデスクのウェブサイトにアップされます。
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