海外への引っ越しは人生でも大きな転機のひとつ。春からフィリピンで新生活を始められる方にとって、様々な不安もつきものです。そこでフィリピンプライマーが新生活に向けてのガイドをご紹介。初回は銀行編をお届けします!
フィリピンの主な銀行
フィリピンに長期滞在するとなると、お金の管理は重要な問題の一つ。給料の受け取りなどで口座の開設を求められる場合もあります。
フィリピンには多くの銀行があり、手数料や口座開設時の最低入金額はそれぞれ違うので、しっかり確認しましょう。下記で紹介する3つの銀行は日本語で対応できるスタッフも在籍しておりますので、安心してご利用いただけます。
相談には予約が必要な場合もありますので、まずは電話で確認してみましょう。
◆BDO Unibank, Inc.(ビーディーオーユニバンクインク)
フィリピン最大規模の商業銀行 BDO は SM グループの一員として、 土日も営業している一部の店舗を含めて総支店数1,300 店舗以上、 ATM4,300 台以上の設置、 リアルタイムによる給与振込み等のサービスを展開しております。
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◆Metrobank(メトロバンク)
メトロバンクはお客さまのご支援により、 権威あるアジアンバンカー誌において、 2019 年フィリピンベストマネジメントバンクに選ばれました。 メトロバンクはフィリピン国内だけでなく、 東京、 大阪を含め海外 32 拠点に展開しております。
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◆RCBC(アールシービーシー)
RCBC はユーチェンコ ・ グループの 1 社として 1960 年に設立。 グループ内には日系企業様との合弁企業も多くあり、 皆様の良きファイナンシャルパートナーとして、 長年にわたり、 サポートを続けております。
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その他の銀行情報はこちらの特集でもご紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
口座の開設方法
口座開設はそれぞれの銀行の本店もしくは支店の窓口にて行います。書類に必要事項を記入し、サイン届を提出します。
本人確認資料として、政府機関発行の身分証明書(顔写真付き)の提出が必要です。通常はパスポートとフィリピンの運転免許証、または国際運転免許証やAEP(Alien Employment Permit) ACR(Alien Certificate of Registration) などを提示します。
また口座開設時には、各銀行の定める最低入金額以上を入金する必要があります。一般的な最低入金額は、普通預金口座でP5,000前後です。
ATMカードや通帳、小切手帳は原則、即日発行されます。 ATMカードの暗証番号はATM利用時に画面の指示にしたがって変更することができます。
フィリピンの銀行の注意点1:最低維持残高
日本の銀行とは異なり、フィリピンでは口座を維持するために「最低維持残高」以上の金額を常に口座に入れておく必要があります。1日でも所定の残高を下回ると、ペナルティとしてP300前後が口座から自動で差し引かれます。 銀行により金額やペナルティの条件も違うので、しっかりと確認しましょう。
最低維持残高は一般的に、口座開設時の最低入金額と同額です。
フィリピンの銀行の注意点2:休眠口座
年間金利以外のお金の出し入れがない場合は、休眠口座とみなされペナルティが課されます。休眠口座とみなされた場合は、毎月P300前後がペナルティとして口座から引落しされます。
銀行により金額やペナルティの条件も違うので、しっかりと確認しましょう。
フィリピンの銀行の注意点3:帰国時の対応
フィリピンから日本に帰国する際、フィリピンで口座を維持することは可能ですが、休眠口座とみなされるとペナルティが課されます。
また出国される際、原則1万USドル相当を超える現金を国外に持ち出すことはできません。口座を解約する前に日本の銀行口座へ海外送金を行い、手持ち金額を1万ドル相当以下にしておいたほうがよいでしょう。
ほかにもフィリピンの銀行情報が満載な過去の特集はこちらからご覧いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね♪