フィリピンのドゥテルテ大統領は2日夜、新型コロナウイルスに関するコミュニティー隔離についての会見を行いました。マニラ首都圏などは4日から18日まで外出制限が厳格化され、MECQの措置が講じられます。
フィリピンのドゥテルテ大統領は2日夜、テレビ演説を実施。4日から18日まで、首都圏マニラなどの地域でMECQの措置を講じると発表しました。
これまでフィリピンでは新型コロナウイルスの流行の度合いに応じて、それぞれの地域を4つの隔離措置(ECQ、MECQ、GCQ、MGCQ)にわけて感染拡大を防止してきました。6月から首都圏マニラは約2ヶ月間GCQ(一般的な防疫地域)が続いていたため、今回の発表をうけて、外出制限が厳格化されることになりました。
新しい検疫区分は下記の通りです。
◆MECQ
マニラ首都圏
ラグーナ
カビテ
リザール
ブラカン
地元メディアなども今回の隔離措置を報道
ドゥテルテ大統領は7月31日、マニラ首都圏ではGCQ(一般的な防疫区分)の措置を継続する方針を発表。しかし新型コロナウイルス感染症の再拡大で医療体制が逼迫していることを受け、複数の医療団体が約2週間の厳格措置の実施を要望していました。
フィリピン政府は今後医療体制を整備するため、追加で10,000人のヘルスケアワーカーの雇用を開始すると発表。ヘルスケアワーカーには宿泊施設や交通機関を無料で手配するほか、病気に罹患した場合は10ペソ〜15,000ペソの補助も提供すると言及しました。詳細は政府広報公式FBをご覧ください。
今回のMECQでは、前回と同様に、公共交通機関(ジープニーやトライシクル、鉄道など)の運行やレストランでの店内飲食のほか、美容院やジム、サロンの営業が認められません。
自家用車やバイクの運行、レストランのデリバリーやテイクアウトのみでの営業、グロッサリーやスーパー、コンビニなど生活必需品を販売する店舗の営業のみが認められます。
フィリピンでは新型コロナウイルス感染症が拡大しており、連日で新規感染者数が4000人を突破。8月2日には5000人を超えました。最新の情報はフィリピン保健省のサイトからも確認できます。
詳細は最新の在フィリピン日本国大使館などからの情報をチェックしましょう!
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