フィリピン政府は6日、首都圏マニラの新型コロナウイルス対策の外出・移動制限措置を、8日からGCQに変更すると発表しました。「granular lockdown」の詳細については未定ですが、マニラ内で感染者数が多い地域には、限定的に強い規制が敷かれる見通しです。
IATFは6日、首都圏マニラの新型コロナウイルス対策の外出・移動制限措置を、8日から30日までGCQに変更すると発表しました。また、同地域には局所的なロックダウン(granular lockdown)のパイロットテストが実施される予定です。
マニラ首都圏は8月6日から20日までの間、感染力の高いデルタコロナウイルスの感染防止に向け、最も厳しいECQの措置が敷かれていました。現在はMECQに移行されています。
「granular lockdown」の詳細については、現時点では未定となっています。マニラ内で感染者数が多い地域には、限定的に強い規制が敷かれる見通しです。今回の結果を評価し、IATFはドゥテルテ大統領に本格的な導入を推奨する予定です。
■パイロット地域として新たに分離される「一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)」を課す地域
・コルディリエラ行政区域(CAR):イフガオ州、マウンテン州
・地域1(イロコス地方):ラ・ウニョン州
・地域2(カガヤンバレー地域):バタネス州
・地域3(中部ルソン地域):アウロラ州、ヌエヴァ・エジハ州、パンパンガ州、サンバレス州、アンヘレス市、オロンガポ市
・地域4B(ミマロパ地域):マリンドゥク州、オクシデンタル・ミンドロ州、パラワン州
・地域5(ビコル地域):アルバイ州、北カマリネス州、南カマリネス州、カタンドゥアネス州、マスバテ州、ソルソゴン州
・地域7(中部ビサヤ地域):ボホール州、シキホール州
・地域8(東ビサヤ地域):ビリラン州、レイテ州、南レイテ州、東サマール州、北サマール州、サマール州、オルモック市
・地域10(北ミンダナオ地域):ブキドノン州、カミギン州、北ラナオ州
・バンサモロ自治地域(BARMM):バシラン州、マギンダナオ州、スールー州、タウィタウィ州
■9月8日から9月30日まで「一般的なコミュニティ隔離措
・コルディリエラ行政区域(CAR):バギオ市、カリンガ州、ア
・地域1(イロコス地方):ダグパン市
・地域2(カガヤンバレー地域):サンティアゴ市、キリノ州、イ
・地域3(中部ルソン地域):タルラック州
・地域4B(ミマロパ地域):オクシデンタル・ミンドロ州、プエ
・地域6(西ビサヤ地域):アクラン州、ギマラス州、西ネグロス
・地域7(中部ビサヤ地域):セブ市、マンダウエ市
・地域9(サンボアンガ半島地域):サンボアンガ・シブガイ州、
・地域10(北ミンダナオ地域):西ミサミス州、イリガン市
・地域11(ダバオ地方):東ダバオ州、南ダバオ州
・地域12(ソクサージェン地域):ジェネラル・サントス市、ス
・地域13(カラガ地方):北アグサン州、南アグサン州、北スリ
・バンサモロ自治地域(BARMM):コタバト市、南ラナオ州
■MECQのエリア
・コルディリエラ行政区域(CAR):アパヤオ州
・地域3(中部ルソン地域):ブラカン州、バターン州
・地域4A(カラバルソン地域):カヴィテ州、ルセナ市、リサー
・地域6(西ビサヤ地域):イロイロ州、イロイロ市
・地域10(北ミンダナオ地域):カガヤン・デ・オロ市
など
詳細はこちらからご確認いただけます。
Maria Rosario Vergeire保健省次官は、「広範囲にわたる制限は感染拡大の防止に有効でないため、保健省はきめ細かな制限が必要であると考えている」と発表しました。
同日6日からは新型コロナデルタ株の水際対策のためにとっていた、タイやインドネシアなど10カ国からの入国禁止措置が解除されています。
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