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居酒屋 酔っ手羽
2025年07月10日更新

プライマー食探訪-気になるあのお店にインタビューしてお伝えします!

 

あの、伝説の手羽先店がフィリピンへ!
エンターテインメント居酒屋 マカティにオープン!

 

 

日本で培った酔っ手羽流 ― 美味しく、安く、楽しく!

 

「酔っ手羽」と聞けば、深夜もネオン瞬く東京の繁華街を思い出す人も多いだろう。刺身に焼き物、揚げ物、ラーメンに丼ものまで――豊富すぎるメニューは、もはや「総合居酒屋」というより“小さなフードテーマパーク“だ。

 

中でも名物は、一般社団法人日本唐揚協会主催の「からあげグランプリR 手羽先部門」で金賞を受賞した「伝説の手羽先」。外はパリッと香ばしく、中はジューシーなその味は、まさに“日本一”のお墨付きだ。

 

「美味しくて安いのは当たり前。そこに“楽しい”をプラスするのが酔っ手羽の信条です」

 

こう語るのは、酔っ手羽を運営するプロジェクトMの親会社、S.H.N株式会社の代表取締役・髙橋社長だ。大衆酒場の賑わいと、価格以上の満足感を武器に、日本国内で数多くの飲食ブランドを展開する「酔っ手羽」は、特に東京の夜を知る人々にとって“飲みのインフラ”とも言える存在だ。

 

日本海外初出店!日本資本100%の挑戦!

 

そんな酔っ手羽が、2025年、初の海外進出先に選んだのがフィリピン・マニラ。

 

「観光で訪れたフィリピンで、人々の温かさに衝撃を受けたんです。この国はインフラが整わない部分も多く、日本で当たり前のことがまだ当たり前ではない。だからこそ僕らにできることが多いと感じました」

他国も検討する中で、フィリピンの“人の魅力”と“伸びしろ”が決定打になったという。ローカルパートナーと組むことなく100%自社資本で創業するのも大きなチャレンジの一つだ。

 

「大変な部分も多いですが、すべて自分たちの責任でやり切りたかった。失敗しても悔いはないと思ったんです」

 

この背景には、日本の味やサービスをそのままフィリピンに届けたいという強い思いがある。もちろん現地の嗜好に合わせた調整はするが、基本は日本クオリティを貫く方針だ。

「フィリピンの日本料理は高い、我々は我々の方法で美味しく、安い日本食を提供します」

 

その挑戦が、フィリピン進出の核心にある。

 

 

日本異色の経歴と、飲食への情熱

 

髙橋社長は、プロサッカー選手の経歴を持つ異色の経営者だ。JFL(現J3)でフォワードとして4年間プレーするも、無得点で契約満了に。

 

「サッカーしかやってこなかった自分が、社会に出たら何もできないと痛感したんです。半年間ニートのような生活を送り試行錯誤しました。その結果、応援してくれた家族や仲間に恩返しがしたい。その思いが今の原動力になっています」

 

アルバイト経験しかなかった飲食業界で、25歳で独立。わずか10年で100億円規模の事業に育てあげた。コロナ禍では店舗閉鎖の危機にも直面したが、逆張りの出店戦略やゴーストレストランなどで活路を開き、現在500店舗を超える同グループを率いている。

 


「どんなに辛い時も『人間いつか死ぬ。人生一度きりだから悔いなく楽しむ』ということ。目標を決めたら絶対に成し遂げる。その覚悟が大切だと思っています。」

 

S.H.B株式会社・代表取締役

髙橋 竜太氏

 

日本フィリピンで描く「食×エンタメ」の未来は?

 


フィリピン1号店は、マカティのリトル東京近くにオープン!ここでも、酔っ手羽らしい「美味しく、安く、楽しく!」のコンセプトは揺るがない。

「お客様が笑顔で楽しんで、笑顔で帰ってくれることが一番の喜びです」

 

さらに、髙橋社長の頭の中には、日本とはまた違った発想のエンターテインメント演出が描かれているという。

 

「たとえば誕生日にケーキを出すだけじゃつまらない。お客様もスタッフも一体となって盛り上がれる、記憶に残る演出をやりたい。フィリピンでどこまでできるか、これから挑戦です(笑)」

 

日本では手羽先1本18円やじゃんけんビンタなど驚く演出も多々!フィリピンでもロシアンルーレットたこ焼きももちろん、フィリピン人のお客様の心にも残るような、特別な記念日の演出など、フィリピン人の陽気さと相まって、ここでも“食を超えたエンタメ空間”を創り出す狙いだ。

 

「まずは1店舗を大成功させ、将来的にはフィリピン国内で100店舗を目指したい。そして他の東南アジアへも挑戦していきたいですね」

 

?味わって、楽しんで、笑顔になって欲しい!

 

 

日本最後に、お客様へのメッセージをいただいた。

 

「まず日本の方へ。フィリピンでも、酔っ手羽では日本と同じ価格帯、同じクオリティで楽しんでいただきたいと考えています。日本に帰ったときも、同じ味でホッとしていただけるように頑張ります。

フィリピンの方には、日本の本物の味を安く味わってもらいたい。そして笑顔で帰ってほしい。それが僕らの願いです」 

 

髙橋社長の瞳は、どこまでも真剣で熱い。

「飲食は、ただお腹を満たすものではないと思います。笑顔を生み、お客様も従業員も幸せにする“エンターテインメント”だと思っています」

 

マニラに現れた、食のエンターテインメント居酒屋。酔っ手羽の挑戦が楽しみだ。

 

詳細はこちらから:https://primer.ph/eat/genre/japanese/izakaya-revolution-yotteba/

 

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