エンデラン大学に「竹」のクリスマスツリーが登場!クリスマスをエコにお祝い。
フォートボニファシオにあるエンデラン大学のクリスマスツリーは
環境に優しい「竹」で出来ています。
もちろん飾りもエコに配慮したものを使用。
新聞紙、ソーダキャップをアップサイクルして作った飾り、
LEDライト、ボトルライト*を使っています。
*ボトルライト:ペットボトルと水、漂白剤を使って点灯する。
(写真) エコクリスマスツリー。とっても華やかですね
エンデラン大学は、エコクリスマスツリーを作るにあたり、
色々なグループの協力を得ています。
新聞紙の飾りはパラーニャケ市の女性グループの手作り、
ボトルキャップの装飾品は、ケソン市のグループによって作られました。
さらにエンデラン大学は、貧しい地域にも明かりをともそうと、
「Liter of Light(リター・オブ・ライト)」
(環境に優しいライトの普及プロジェクト)
とパートナーシップを結んでいます。
(写真) 左:ブリヤン・ベニデス・マックリーランド氏。
竹製のエコ自転車を取り扱う会社・バンバイク(Bambike)の創設者。
右:エンデラン大学のエドガード・ロドゥリゲス学長
マックリーランド氏はこう語ります。
「従来はプラスチック製、非生物分解素材のクリスマス用
デコレーションが一般的でした。しかし私たちのアイディアは、
竹をクリスマスツリーとして使うというもの。
竹は環境に優しいですからね。電飾には、LEDライトや、
二酸化炭素を出さないボトルライトを使い、飾りは
生物分解可能でアップサイクル出来るものを使っています。
『環境に優しい』と言うのは、単に『エコ・フレンドリー』
なのではなく、『社会的責任を持つこと』とも言えます。
ですから私たちは、地元貢献の意味を含めて、
地域コミュニティから飾りを購入しました。
クリスマスが終わったら、ツリーはキャンパスの建設資材に、
新聞紙で作られた飾りはコンポストに。
他の飾りは来年も使えます。クリスマスが終わった後に
ゴミが出ることは一切ありません。」
(写真)左から:エドモンド・ペレズ・マセダ氏
エンデラン大学・持続可能性と環境学共同科長、
メガワールドの最高サステナビリティ責任者
アイラック・ディアス氏 リター・オブ・ライト専務取締役
ブリヤン・ベニデス・マックリーランド氏
出席者の一人、リター・オブ・ライトの
ディアス氏はこう語ります。
「約2千万人のフィリピン人が明かりのない生活をしています。
食糧不足、貧困、飲料水、住宅問題もありますが、
光の提供も大切です。光がないと学ぶ機会も限られて
しまいますし、また危険にさらされやすくなります。」
リター・オブ・ライトはこれまでに、15カ国の家庭、
商店、学校、医療機関に計35万台ものソーラーライトを
設置しています。
(写真) トゥロイ・ファンデーション・バレエによる「くるみ割り人形」
(写真)トゥロイ・ファンデーションのコーラスは、
ボトルライトを持ちながら歌っている。
11月26日に行われたツリーの点灯式「夜明けとともに」では、
「トゥロイ・ファンデーション」がパフォーマンスを実施。
この団体はエンデラン大学が以前よりサポートしている
民間の非営利団体で、ストリートチルドレンの社会復帰を
目的として養護施設や教育プログラムを提供しています。
エンデラン大学の「竹」のクリスマスツリーを見たい方は、
フォートボニファシオの、McKinley Hill (マッキンリー・ヒル)
キャンパスへどうぞ!
エンデラン大学のWebサイトはこちら↓
参照:エンデラン大学のプレスリリース
- 「ニックネーム」 Hokuto
- 「自己紹介」 プライマーの巨人。背が高いけど気は小さめ。
- フィリピンの魅力にとりつかれ、
- セブからマニラへ。