開催を目前に控えた、ブラジルで開催されるリオデジャネイロオリンピック。
フィリピン国内でも代表選手への期待が高まりつつあります。
ブラジルでのジカ熱の流行のため参加を取りやめた選手もいるようですが、フィリピン代表は予定通り参加することとなっています。
(写真)選手はもちろん国民の多くが、メダルを期待しています。 (画像出典)flagpedia.net and Wikipedia Commons
実はフィリピンは1996年以降、オリンピックで一度もメダルを獲得していません。
多くの国民が、今回こそはと期待しています。
それでは、2016年夏季オリンピックでフィリピン代表選手としてリオデジャネイロに向かっている、12人の選手をご紹介します。
<陸上競技>
男子400メートルで出場するエリック・ショーン・クレイ。
今年6月にスペインのマドリッドで行われた国際陸上競技連盟が主催するワールドチャレンジカップでは、48秒8という国内新記録をたたき出し銀メダルを獲得しました。
今回メダルへの期待が最も高まっている選手の一人です。 (出典: Rappler)
(写真)ワールドチャレンジカップでは0.02秒という僅差で1位に迫ったクレイ。リオでは金メダルとなるか? (画像出典) ABS-CBN News
女子マラソンのメアリー・ジョイ・タボールは、2016年5月に行われたスコシアバンク・オタワ・マラソンで自己新記録を超える2時間43分31秒のタイムでゴール。
女子マラソンの選考基準の2時間45分をクリアし、リオオリンピックへの出場権を手にしました。
フィリピンの女子マラソン界では、タボールが初のオリンピック出場者となります。 (出典: Spin.ph)
(写真)セブ市出身のタボール。 (画像出典:本人のMary Joy Tabal Facebookページ)
陸上競技選手のマレステラ・トレス・スナンは女子走幅跳で出場します。
北京・ロンドン・リオと3連続出場を果たす、35歳のベテラン選手です。
7月に行われたカザフスタンでの陸上オープン選手権では6.72メートルを記録。
国内新記録を樹立しました。 (出典: Rappler)
(写真)オリンピックへの出場は「これが最後」と宣言。自分のためだけでなく、国のためにも記憶に残るオリンピック出場にしたいと語ります。(画像出典:本人のMarestella Torres-Sunang Facebookページ)
<ボクシング>
男子ライトフライ49kg級に出場するロゲン・ラドン。
今年3月、中国の遷安市で行われたアジア・オセアニア地区オリンピック選考トーナメントにて銀メダルを獲得し、オリンピック初出場を決めました。 (出典:Rappler)
(写真)159cm、49kgの小柄な体で身軽に戦う22歳のラドン。 (画像出典: Fox Sports Asia)
チャーリー・スアレスも同じくボクシングのフィリピン代表です。
男子ライト60kg級に出場します。
ラドンと同じ選考トーナメントに出場し、みごと銀メダルを獲得しました。彼も初出場です。
<ウエイトリフティング>
ヒディリン・ディアスは女子53kg級に出場。
フィリピン国内では、前途有望な選手の一人として知られています。
2012年のロンドンオリンピック開会式では、フィリピン選手団の旗手を務めました。
2015年11月にアメリカ・ヒューストンで行われたウエイトリフティング世界選手権では、3つの銅メダルに輝いています。 (出典: Philippine Daily Inquirer)
(写真)ウエイトリフティングのフィリピン代表として出場するディアス(写真右)とコロニア(同左) (画像出典:www.watchmendaily.com)
ネスター・コロニアもウエイトリフティングの選手です。
ディアスと同じくミンダナオ島西部、サンボアンガの出身。
リオオリンピックには男子56kg級で出場します。
今年4月にウズベキスタンで行われたアジア選手権では4位に輝きました。
<水泳>
ジャスミン・アルカディが女子100m自由形、ジェシー・ラクーナが男子200mバタフライで参加します。
両選手とも特別推薦枠(ワイルドカード枠)での出場です。 (出典: Team Philippines Sports Updates Facebook page)
(写真)ロンドンに続く2回目の出場を決めた23歳のアルカディ。 (画像出典:Jasmine Alkhaldi Facebook)
<テコンドー>
カースティー・アローラは、テコンドー女子67kg超級で出場します。
4月に行われたアジアオリンピック選考トーナメントでは銀メダルを獲得しています。
アジア選手権で2度の銅メダルに輝いた26歳。リオへの準備は万端のようです。
<卓球>
イアン・ラリバは卓球女子シングルスで出場します。
4月に国際卓球連盟主催で行われたアジアオリンピック選考トーナメントで、フィリピンの女子選手として初のオリンピック出場枠を獲得しました。
(写真)「ヤンヤン」のニックネームで有名な21歳のラリバは、フィリピントップレベルの私立大学、デ・ラ・サール大学に在学中。 (画像出典:Ian Lariba Facebook)
<ゴルフ>
ミゲル・タブエナは男子個人戦に出場します。
国際ゴルフ連盟のランキングでは37位のタブエナ。
フィリピン唯一のゴルフ選手としての出場です。
(写真)タブエナはマニラ生まれの21歳。オリンピックは初出場です。 (画像出典:www.spin.ph)
※追記
〈柔道〉
そして最後にもう一人! イランの選手が辞退したことにより、幸運にも繰り上げ出場が急きょ決定した柔道家のコド・ナカノ。
彼は、フィリピン人と日本人のハーフで23歳です。オリンピックでフィリピン代表が柔道に出場するのは、前回のロンドンオリンピックと今回で2回目。
彼は81キロ級に出場するため、フィリピンを8月5日に旅立ちブラジル現地時間の8月9日に到着予定です。
実力は十分な選手がそろっている今回のフィリピン代表選手団。メダルを待ちわびているフィリピン国民に、アトランタオリンピック以来のメダルをもたらすことができるのでしょうか?
リオオリンピックは8月5日から。フィリピン選手の活躍から目が離せません!
参照:Marestella Torres-Sunang to go for broke in Rio Rio 2016 Yanyan Lariba's Official Fanpage
- 「ニックネーム」 Ami
- 「自己紹介」 ファッション、洋楽ロック、
- 洋画が大好きです!
- 初めてマニラに上陸しました。
コメント / トラックバック 2 件
ご連絡ありがとうございます。追記致しました。
もう1人
フィリピン代表が決定しました!!!!
柔道フィリピン代表 -81キロ級
NAKANO KODO
です
宜しくお願い致します。
https://instagram.com/p/BIo_9qnh1Zs/