オーストラリアの大手ワイナリー、ウルフ・ブラス。
世界最大規模のワイン品評会 IWC(インターナショナルワインチャレンジ)にて、「年間最優秀赤ワイン製造者賞」を3度受賞しています。
そのウルフ・ブラスがニュー・ワールド・マカティにて、9月16日 (金)にワインディナー会を開催。素晴らしい食事とワインに囲まれた、誰もが忘れられない一夜となりました。
ウルフ・ブラスに約30年勤める、製造主任のクリス・ハッチャー氏も出席したこのディナー会。同社がどうやって良い品質を保ってきているのかを語りました。
(写真)ウルフ・ブラスの成功について語るハッチャー氏。
(写真)今年7月にロンドンで開催されたIWCで、年間最優秀赤ワイン製造者賞を受賞したウルフ・ブラス。会場には、オーストラリア大使のアマンダ・ゴレリー氏が駆けつけお祝いの言葉を述べました。
オープニングでハッチャー氏は次のように語りました。「創業者、オーナーであるブラス氏は、ワインをクオリティの高いものに作り上げました。彼は、“ワインとは、買ってすぐに飲めるべきもの”と考えていました。」
ウルフ・ブラスと言えば、鷲のマークと色別のラベルでお馴染みです。世界で親しまれているのも、見つけやすいからと言う理由もあるからでしょう。
「色別のラベルによって分かりやすくしています。前日飲んだワインのブランド名は覚えていなくても、ラベルの色と鷲のマークなら覚えていますよね。」
ウルフ・ブラスのラベルは、6色に色分けされていて、以下のような意味があります。
レッドラベル– ワイン初心者向けのシンプル、ソフトで飲みやすいワインです。
イエローラベル– 最も人気のあるワインで、ワイン醸造の過程が少し複雑になっています。多様性も出てきます。
ゴールドラベル– クリス・ハッチャー氏のおすすめワインで、産地にこだわったワインです。
グレーラベル– 長期成熟させたワイン。ウルフ・ブラスらしいオリジナルワインです。
ブラックラベル– 受賞ワイン。 今日のウルフ・ブラスのプレミアムワイン。
プラチナラベル– 最も高級品で、1つのブドウ園からのブドウで作られている。
今回のワインディナーでは、プラチナラベルのワイン以外が振舞われました。料理は、オーストラリア人、ロバート・デイビスシェフが期待に応える料理を披露。美味しい料理に美味しいワインは、いつの時代も最高のコンビネーションですね。
(写真)ロバートシェフ。 彼の5コース料理はワインの味を引き立てました。
(写真)左上:ハト胸のロースト、 右上:ホタテ貝のフライパン焼&仔牛の胸腺、左下:テンダーロイン(オーストラリアのジョン・ディー牛を使用) 右下:洋ナシとカボチャのパイ
コース料理1品目は: ホタテ貝のフライパン焼&仔牛の胸腺。 ソラマメ、アンズタケが添えてあり、トリュフ風味の泡のソースといただきます。一緒に頂くワインは黄色のラベル、2015年のシャルドネです。
次のお料理は、根セロリ、アルマニャック(ブランデー)漬けのプルーンでゆっくり煮込んだ豚バラ肉(バークシャー種)。際だった美味しさの、2012年のバロッサ・カベルネ・ソーヴィニヨン(金ラベル) と一緒にいただきました。ハッチャー氏によると、2012年のバロッサ・ソーヴィニヨンはとても美味しいそうです。
次に、ハトのローストが登場し、ディナーはますます盛り上がっていきます。添えてあるのはフォンダン・ポテトと、マイクロ・クレソンのサラダ。ワインは、2010年のマクラーレン・ヴェイル、シラーズ(灰色ラベル)。 ハッチャー氏によると「これは以前、茶色のラベルで最も人気のワインの一つだった。」そうです。
(写真)左:2010年のマクラーレン・ヴェイル、シラーズ。(灰色ラベル)右:2005年のカベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ(黒ラベル)今回のイベントの目玉です。
お待ちかねのメインは、オーストラリア産、ジョン・ディー牛の、成熟したテンダーロイン。完璧なミディアムレアに調理し、キノコ類とフォアグラのパイを添え、西洋わさびのマッシュとピンクペッパーコーンソースの上に盛り付けました。
このビーフ料理は、今回のディナーで最高級のワインとともに提供されました。2005年のカベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズで、ハッチャー氏によると、これはオーストラリア国内でも珍しいものだそうです。「オーストラリアでは、2012年からの物しかありません、2005年のカベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズが飲めるなんて、本当にラッキーですね。」
ディナーの締めくくりはもちろん美味しいデザート。 洋ナシとカボチャのパイは、ピンク モスカート(赤ラベル)と味わいました。
ウルフ・ブラス社のワインは、ワインショップやS&Rなどのスーパーマーケットで購入可能です。是非、高品質で素晴らしい味わいのオーストラリアンワインをお楽しみください。
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