来年1月、20年ぶりのフィリピンでの開催となるマニラで開催予定の第65回ミス・ユニバース世界大会。
では、2015年のミス・ユニバース世界大会で優勝に輝いたフィリピン代表、ピア・ウォルツバックさんのことをご存じですか?
(写真)2015年12月、ラスベガスで行われたミス・ユニバース世界大会
ミス・ユニバースとして世界中にその名が知られるようになった彼女。実はごくごく幼いころから、美の世界で女王に輝きたいという夢を持っていました。
ドイツ人の父親とフィリピン人の母親の間に生まれた、ピア・アロンゾ・ウォルツバック。生まれたのはドイツですが、育ったのはフィリピンのカガヤンデオロです。両親が離婚したため、若いうちから一家の稼ぎ頭としてモデルと演技の技術を磨いてきました。
(写真)子供時代のピア。子供の頃からの夢をつかんだ彼女
「スター・マジック」というフィリピンで人気のあるタレント発掘番組に出演し、注目を浴びるようになった彼女は、「ピア・ロメロ」の芸名でテレビ出演するようになります。音楽バラエティー番組のASAPやロマンス・アンソロジーのYour Song、ドラマ番組などに出演した彼女ですが、その後マニラの調理学校、Center for Asian Culinary Studiesで調理を勉強します。学校を出た後は、スタイリスト・メイクアップアーティスト・日刊紙Philippine Daily Inquirerの美容面のライターとして活躍します。
その後、フィリピンで有名なミスコンテスト Binibining Pilipinasに出場。3回目のチャレンジで最高位に輝いた彼女は、ミス・ユニバースのフィリピン代表として挑むことになりました。
2015年のミス・ユニバース世界大会の結果発表では、司会者が2位のミス・コロンビアを間違って優勝と発表したことで、騒動が巻き起こったのを覚えている方も多いですよね。言い間違いの後、司会者のハーヴェイはピアに謝罪し、あらためて優勝を告げました。
(写真)フィリピン内外のチャリティーイベントに出席するピア
1969年のGloria Diaz、1973年のMargie Moranに続いて3人目のフィリピン人受賞者です。ミス・ユニバース優勝者として、彼女は現在世界各国でチャリティーイベントに出席したり、コンテストへ向けて女性たちを勇気づけたりする活動をしています。
ミス・ユニバース審査のQ&Aで彼女は下記のように語りました。
「ミス・ユニバースになることは名誉ですが、責任を伴うものです。もし選ばれたなら、若い人たちに影響を与え、たとえばフィリピンで起こっているHIVなどの問題への意識を高めるために声を上げたいと思います。私は、自信を持って美しい心でいることを見ていただきたい」
また、第65回ミス・ユニバース世界大会のフィリピン代表に決定している、マックシーナ メディナさんとは親友関係だそう。2年連続フィリピン代表の優勝に期待が高まっています。
- 「ニックネーム」 Ami
- 「自己紹介」 ファッション、洋楽ロック、
- 洋画が大好きです!
- 初めてマニラに上陸しました。