“less is more”
医療業界でも、「少ないことは、より豊か」という考えが広がっています。
ケソン・シティにあるエンパイア・センターは、東南アジアでも有数の最先端医療を提供する病院です。
〈写真〉エンパイア・センター内
2014年以降、同センターは、フィリピン国内で再生医療の先駆者となることを目指してきました。
清潔感が保たれた院内では、有能な医師が揃い、最先端の医療機器が備え付けられています。
また、ここでは再生医療を応用した方法にて、より痛みの少ない治療を提供しています。
〈写真〉超音波を使って施術部位を特定する様子
エンパイア・センターのベテラン医師、ジム・デ・カストロ氏は、「再生医療をもっとたくさんの人に知ってほしい。」と語ります。近年、再生医療の研究により、できるだけ体を傷つけず、痛みの少ない治療が主流となってきました。昔は手術や入院が必要であった疾患も、今では日帰りで治療できることが増えています。
メスを入れない治療法の一つであるPRP療法は、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世、大物アスリート、ラファエル・ナダル(西・テニス選手)、コービー・ブライアント(米・バスケット選手)、タイガー・ウッズ(米・ゴルフ選手)など、数々の著名人を負傷から救いました。
〈写真〉PRP療法
PRP(Platelet Rich Plasma)療法とは?
再生医療を応用した治療方法で、多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)PRP Therapyと呼ばれています。血小板は、傷付いた血管や細胞を自分で修復する力を持ちます。この血小板を高濃度にしたものを血小板血漿と言い、これを体内に注入することで、傷を治癒させる方法です。液体を注入する部位は超音波を使って診ることができ、メスを入れずに施術することができます。また、自らの血液から採った血小板を利用するため、アレルギー反応は出ません。
また、スポーツによる負傷や変性疾患などからなる首や腰の痛み、手根管症候群、神経絞扼症候群の症状緩和の治療として、PIT(Perineural Injection Therapy )という方法もあります。これは、痛みやしびれを感じる神経の周りに血小板血漿やグルコースを注入し、症状を和らげる方法です。痛みを伴う疾患においては、「治すには手術しか方法がない」と言われ治療を躊躇している人も多いのではないでしょうか。そんな方々には是非知って頂きたい治療方法です。
PRP療法もPITも、施術はわずか数分で終わり、入院の必要はありません。また、年齢制限もなく、子どもからお年寄りまで受けることができます。必要な施術回数は状態により異なり、複数回の通院が必要な場合もありますが、手術をするよりも早く元の生活に戻ることができます。
費用は高額になりますが、「治療が早く終わる」「効果が長続きする」と話題になり、最近では、現役復帰を目指す多くのスポーツ選手が治療を望んで来院します。
また、ジム・デ・カストロ氏はアジアで唯一、米国再生医療の認定を受けた医師です。信頼できる医師のもと、最先端医療、副作用や痛みの少ない治療を提供するエンパイア・センターは、今後も多くの患者のニーズに答え、世の中に受け入れられるものとなるでしょう。
エンパイア・センターのより詳しい情報はホームページでご確認下さい。
<エンパイア・センター>
【住所】Unit 8A, 3/F IL Terrazzo, 305 Tomas Morato cor. Scout Madrinan St., South Triangle,
Quezon City, Metro Manila
【電話番号】02-410-8213 受付時間:9:00~18:00(日曜は休み)
【メール】[email protected]
【Facebook】https://www.facebook.com/EmpireRegenCentre/
<用語>
手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)(carpal tunnel syndrome):
手首の神経が圧迫されて手のしびれや痛みを伴う疾患。
神経絞扼症候群(しんけいこうやくしょうこうぐん)(nerve entrapment syndrome):
末梢神経のある部位が圧迫され、その神経に関わる部分の力が入りにくくなったり、感覚が鈍くなったりする疾患。
- 「ニックネーム」 Ami
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- 初めてマニラに上陸しました。