日本では当然のように誰もが知っている、全国共通の緊急通報用電話番号の110番と119番。
フィリピンでは、緊急事態が発生した場合は最寄りの警察に連絡するのが一般的でした。
しかし政府関係者、マーティン・アンダナー氏によると、フィリピン全土で緊急通報用電話番号が、今年8月より24時間体制で利用可能になるそうです!
(写真)全国で使える緊急時の直通ダイヤル。 もしもの時に、覚えておきたい。 画像出典: Pilipinas 911
8888番は市民の苦情に対応する電話番号、911番は緊急時用の電話番号です。
政府の緊急対応チーム(救急車、消防、救助隊、警察)と直結しているので、短時間かつ効果的に緊急事態に対応することが出来ます。
この緊急通報用電話サービスが最初に実施されたのは、ダバオ市。ドゥテルテ大統領が市長を務めた市です。
以前から、大統領はこれを全国に広めたいとしていました。
それに伴い最新の技術と設備を備えた、緊急司令部(総額1.76億ペソに相当)がマニラに開設されました。
これは、マニラ副市長モレノ氏のアイディアです。司令部はマニラ市役所の4階に位置し、90のレスキューチームに仕事を分配。災害、救急医療、犯罪現場への出動をサポートします。
司令部は、最も近くにいる緊急救援隊を医療緊急現場(火災、心臓発作や溺水などの負傷者)に派遣します。
この緊急対応システムは、ダバオ市でその効果を実証済み。
ダバオ市は、世界で最も安全な都市、第4位にランキング。
(www.sunstar.com.ph/davao/local-news/2015/06/23/davao-now-4th-safest-city-414856)
また、東アジアと東南アジアの中でも7年間、最も平和な街として知られています。
今こそ、全国規模に拡大すべき時期が訪れています。
緊急通報用電話サービス。フィリピンでは、今後大きな期待が寄せられています。
参考サイト: Rappler, Inquirer, Business Mirror, Manila Bulletin, Sunstar
- 「ニックネーム」 Ami
- 「自己紹介」 ファッション、洋楽ロック、
- 洋画が大好きです!
- 初めてマニラに上陸しました。