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2016年大統領立候補が集い、第一回大統領選討論会が開催!【完全収録動画あり】
2016年02月22日更新

完全収録版!

2016年2月21日(日)午後5時半。
北ミンダナオ地方 カガヤン・デ・オロ市にて、2016年総選挙に参加する大統領立候補者5名が

集まり、ついに第一回大統領選討論会が開催された。

その模様がライブ放送(GMA Networkの提供)で中継され、国民の高い関心を集めた。

 

 

討論会に参加したのは以下5名。

◆元マカティの市長、そして現・副大統領のジェジョマル・ビナイ氏。

 (United Nationalist Alliance 所属)

 

◆ノイノイ・アキノ大統領により命じられ、内務地方自治省の長官を務めるマル・ロハス氏。

 (Liberal Party 所属)

 

◆ミンダナオ地方、ダバオの市長を務めているロドリゴ・ドゥテルテ氏。(PDP-Laban 所属)

 

◆2003年度総選挙に立候補した有名アーティスト「フェルナンド・ポ、JR.」の養子で

 現・上院議員の一人、グレイス・ポー氏。(無所属)

 

◆1988年、コリー・アキノ元大統領の内閣を勤めたことがある。

 現・上院議員でありながら、University of the Philippinesで法律の授業も行っている

 ミリアム・デフェンサー・サンティアゴ氏。( People's Reform Party 所属)

以上5名がメディアの前で、各立候補者が抱えている問題や

フィリピン国内の問題について議論した。

 

(写真)左からビナイ氏、ポー氏、ドゥテルテ氏、ロハス氏、ミリアム氏

 

 

討論会は立候補者一人につき3回、メディア主催者にて予め用意された質問が

ランダムで問われる形で実施された。

出された質問に対し制限時間90秒間が与えられた。

別の立候補者にて反論があった場合、更に60秒間の補足説明時間が与えられた。

 

 

 

 

 

第一回目の質問で問われたのは、立候補者の今までの実績や各自が抱えている問題についてであった。

ミリアム氏は自身の持病持ちについて、

「病気とは悪化、もしくは完治するかの何れかである。憲法の条項には持病を持っている人は不合格とは書かれていない。私は現在ステージ4の癌を持っています。いずれ訪れる死を待っているが、なかなか来ず。恐らく私のガーディアンエンジェルがまだ死なせてはくれないのであろう」

と、冗談を混ぜながら強く答えた。

 

他にもポー氏はアメリカ国籍問題、および他の立候補者と比べて政治経験が浅いことに対して、

「私は他の立候補者に対して劣っているかもしてません。私は政治に関しての経験は浅くても、一人の母として家族が今必要としている物が何かを知っています。 政治家に一番長く勤めていれば、一番の適任者だとは限りません。」

と、答えた。

 

ロハス氏は以前フィリピンに起きた過去最大規模のスーパー台風、ヨランダについて語った。

「ヨランダは歴史上でもっとも大きく強い台風だった。 私もその場にいました。 被害騒動が治まるまで、私は現地民の方々と共に居ました。 どこかの誰かさん見たくヘリコプターで来て、写真を撮ったりまるで観光しに来てすぐ帰った人とは違います。」

 

 

第二回目の質問ではフィリピンが抱えている問題の一つ貧困と開発について、立候補者はその改善策を問われました。

 

 

そして第三回目の質問では以下の問題について討論がありました。

 

■EDCA(Enhanced Defense Cooperation Agreement) 問題ついて。
 フィリピンにおいてアメリカ軍の基地を持つことを許可することに対して、

 同じ上院議員であるポー氏、ミリアム氏はEDCAの見直しをしたいと発言し、

 同意見であった。

 

■The Bangsamoro Basic Law  (バンサモロ ベーシック法)、ミンダナオ地方の闘争について。

 ミンダナオ出身のドゥテルテ氏は以下のように主張した。

「BBL(The Bangsamoro Basic Law) だけでは弱い。 連邦主義(Federalism)も今後押していきたい。 モロ達に対する過去の過ちを正しくさせなくてはいけない。」

 

 

最後に立候補者達から各自一言。

 

「私の経験から言わせてもらうと、(フィリピンを改善するには)貧しさと向き合わなくてはならない。 もう漏出していくだけの費用や労働を止めなくてはならない。正しいところで(お金と時間を)使わないといけない。」  

ジェジョマル・ビナイ

 

 

「私達は以上議論で話し合ったものを実行してくれるリーダーを探さなくてはならない。 学問、専門、そして道徳を持ち合わしている人に一票を上げてください。」 

ミリアム・デフェンサー・サンティアゴ

 

 

「私がここにいる理由はこの国が好きだから。 多くの汚職がフィリピンを包んでいます。 ドラッグや汚職を全ての取り締まりを3-6ヶ月間で達成してみせます。」 

ロドリゴ・ドゥテルテ

 

 

「これは立候補者達の問題だけではなく、フィリピン人全ての問題です。 最初に必要なのは電気代を安くすること。 次は仕事を増やす、そして(ここ)ミンダナオには資本金を3割に上げます。3番目には汚職と戦うことです。」 

グレイス・ポー

 

 

「私が大統領になりたい理由は人々を空腹を満たし、自由な夢を掴むことが出来る国にしたいです。 もし私がそれを実行できなかった場合は私の親や子供に顔向けなど出来ません。」 

マル・ロハス

 

(画像)大統領選討論会のスケジュール

 

 

第二回大統領候補討論会は3月20日の午後5時からTV5 にて中継される予定です。

次期フィリピン大統領が決まる総選挙も後数ヶ月ほどしかありません。

次回の討論会も見逃せないですね。

 

 

 

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「ニックネーム」 Yas
「自己紹介」   IT担当。フィリピン滞在16年。
タガログ語はネイティブで話せます。
IT修士論文の研究ネタを探してます!

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