週4日出勤して、残りの3日は休日といった夢のような出勤体系が近々ここフィリピンで実現するかもしれません。
今月フィリピン下院議会で週4勤務を許可する法案5068が審議されました。これは通常週5日から6日出勤し一日8時間勤務している従業員が、一日の労働時間を10時間から12時間に設定できるというものです。
一日あたりの勤務時間を長くすることで1週間の所定労働時間は変えずに、その分就業日数を少なくすることができます。この「コンプレストワークウィーク(圧縮された週労働時間)」法案が、先日行われた労働・雇用に関する下院議会で満場一致で承認されました。
この法案は、フィリピン労働法として知られる大統領令442号の第83、87、91条の「週の所定労働時間を守り、一日あたりの労働時間は8 時間とし、1 週間48 時間を越えない。」、「規定時間を超える労働時間を超える場合は一定の手当てを支払う」、「連続6 日間の勤務日毎に連続24 時間以上の休息を与える。」と言う内容に修正を加えることになります。
法案5068の説明全文はこちらのリンクを参照してください。(英語)
(写真)法案5068
コンプレストワークウィーク法案の提案者代表のMark Go議員は法案の趣旨説明文で、「この法案は企業や工場の競争力を高め、効率が良くなり生産性を向上させるので制度化につなげたい」と述べています。また、「週の通勤日数が減るため、時間と交通費の節約につながるので従業員、雇用者の両者にとって効率的だ」と期待を寄せています。
コンプレストワークウィークを実施するかどうかは各企業の判断によって行われるとのことです。
出典: CNN Philippines, Rappler, GMA News
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