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謎のECCとは? フィリピン出国手続きについて
2017年08月02日更新

 

日本人がフィリピンで暮らしていると、気を付けなければならないフィリピン出国時のECCについてご説明します。

6か月以上フィリピンに滞在した外国人がフィリピンを離れるときは、出国許可証であるECC(Emigration Clearance Certificate)の取得が必要です。

 

ECCって?

出国許可証のEmigration Clearance Certificate(略してECC)とはフィリピンに滞在中にビザ代をきちんと払っているか、犯罪歴がないかを証明するためのものです。ECCの発給はIB(移民局)が行っています。移民局によれば、2015年ではECCが必要な人の33%がECCを持っていなかったためフィリピンから出国できなかったとのこと。フィリピンから出国するのに必要なECC、ではECCはどんな場合に取得しなければならないのでしょうか?

ECCの申請が必要な人とは?

 

ECCにはAとBの2種類あり、両方ともある一定の基準の外国籍の人がフィリピンを離れる場合に必要となります。

ECC-Aの取得が義務付けられている外国人(フィリピン国籍以外の人)は

 

・短期ビザ(観光ビザ含む)で6か月以上フィリピンに滞在した人

・移民ビザまたは非移民ビザの期限切れ、またはビザのダウングレード後に出国する人

・有効な移民ビザまたは非移民ビザで出国しフィリピンに戻らない人

・フィリピンで生まれた外国籍の人で今回初めてフィリピンから出国する人

・短期ビザ保持者で出国命令が出されている人

・30日以上フィリピンに滞在した船員で移民局から荷揚げの許可を受けた人

 

ECC-Bは有効なACR I-Card(外国人登録証)を所持している移民またはACR I-Cardを持っている非移民でフィリピンに今後帰国予定のある人が取得します。

 

ECCはいつ取得すればいい?

 

ECC(ECC-A、ECC-B共)は出国日前に取得するのがベスト。ACR I-Cardを持っている人でECC-Bを取得すべき人が出国時に未取得の場合は、空港でP2,880(初回取得者)またはP2,170(2回目以降)を払えば取得できます。

ECC-Aは出国の3日前までには取得しておいたほうが安心です。ECCの申請はイントラムロス(Intramuros)のマニラ・メインオフィスを始め下記の移民局で申請できます。

 

・Batangas、Cagayan De Oro、Cebu、Clark、Legazpi、Tacloban、Tuguegarao、Davaoの各オフィス

・Baguio、 Bataan、Boracay、Butuan、Isabela、General Santos、Glan、Kalibo、Lucena、Naga、Olongapo、Zamboanga、Dagupanの出張所(フィールドオフィス)

・SM North EDSA、Sta. Rosa、Laguna、Taytay, Rizalのサテライトオフィス

・ClarkとPampangaの臨時出張所

・BGCのフィリピン経済区庁(PEZA)

 

ECCの有効期限は取得後から1か月です。そのため出国1か月以上前に申請してしまうと、出国時に有効期限が切れていたなんてことにもなるので注意が必要です。申請には申請料と以下の書類が必要になります。

 

・申請書類

・パスポートの写し(指紋、ビザ、入国日が記載されたページを含む)

・ACR I-Cardの原本と写し

・ビザ延長をした場合、その最新の受領書

・ビザの種類を変更した場合、その書類

・2×2(インチ)の写真5枚

 

6か月以上滞在した人でACR I-Cardを持っていない人やフィリピンに再入国予定のない人は、ECC-Aを取得する必要があるので、速やかに出国するためにも、出国日の最低3日前までに最寄りの移民局(上記でご紹介したオフィス)で申請を済ませておきましょう。

また、フィリピンのルールは度々変更になるので、最新の情報を入手するよう心がけましょう。

 

 

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