2017年もいよいよ年の瀬!
この12ヶ月、フィリピンだけでなく海外でも話題になった、重大ニューストップ10をまとめました。
1. ドゥテルテ大統領、パスポートの更新を10年に1回、運転免許の更新を5年に1回に
(画像)パスポート、運転免許の更新サイクル延長でより便利に
2017年8月、ドゥテルテ大統領は共和国法10928号・10930号に署名。
これによって、フィリピン国民のパスポート更新が10年に1回、運転免許更新が5年に1回となりました。
パスポートについては、この法律の施行以降に発行された一般パスポートが適用となります。
18歳以下のパスポートは5年期限のまま変わりません。
運転免許は、業務運転者用と一般運転者用のどちらも5年に1回の更新に。
陸運局は8月から、5年間有効の運転免許を発行しています。
2. フィリピン国民の台湾入国がビザ不要に
(写真)フィリピンから台湾への旅行者がますます増加へ
2017年11月から台湾は、フィリピンのパスポート所持者に対して、14日間以内の滞在の場合、渡航ビザの免除を開始しました。
観光、ビジネス、親戚の訪問を目的とする旅行に限ります。
2018年7月31日までの施行期間を経て、状況に応じて延長の可否を判断するとされています。
3. ドゥテルテ大統領とデ・リマ上院議員、タイム誌の「世界の最も影響力のある100人」に選出
(写真)ドゥテルテ大統領と、その批判の急先鋒にあるデ・リマ上院議員
アメリカのニュース誌「タイム」の「2017年、世界の最も影響力のある100人」にドゥテルテ大統領とレイラ・デ・リマ上院議員が選ばれました。
世界中のさまざまなリーダーやアイコン、アーティストたちに名を連ねた、フィリピンの2人の政治家。
大統領については容赦ない麻薬撲滅戦争に関する点が、デ・リマ上院議員については大統領批判の急先鋒に立っていた点が、それぞれ記事で取り上げられました。
4. フィリピンを代表する実業家たちが死去
(写真)フィリピン最大手の会計事務所SGV社の創業者、Washington Sycip氏
2017年、フィリピンの実業界で名を馳せた実業家たちが相次いで世を去りました。
Mariano Que(Mercury Drug Corporation 創業者)、Roberto Aboitiz(Ramon Aboitiz Foundation, Inc. 社長)、Alfonso Yuchengco(Yuchengco Group of Companies 創業者、会長)Washington Sycip(SGV & Co. Accounting firm 創業者)、David Consunji(DMCI Holdings 創業者)の5人は、商業の分野で大きな功績を果たしました。
5. バギオ市がフィリピン初のユネスコ創造都市に
(写真)フィリピンで初めての選出
バギオ市がユネスコ創造都市に選ばれたことは、今年の最も明るいニュースかもしれません。
創造都市の7種類の対象分野のうち、「クラフト・フォークアート」に分類されています。
バギオは、ナショナルアーティストのKidlatTahimik、Benedicto“BenCab” Cabreraのホームタウンでもあります。
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6. フィリピン全土で、公共の場での禁煙がスタート
(写真)公共の場での喫煙が禁止に
7月22日、国内全域での禁煙に関する大統領令が施行。
すべての公共の場での喫煙が禁止され、違反者は共和国法9211号・2003年のタバコ規制法に基づいて刑が課されることになりました。
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7. フィリピン代表が各種ミスコンテストで受賞
(写真)レイナ・イスパノアメリカーナ2017大会でタイトルを獲得したWinwyn Marquez
世界のミスコンテストにおいて、複数のフィリピン代表が栄冠に輝いた2017年。
Karen Ibascoはミス・アースに、女優のWinwyn Marquezはレイナ・イスパノアメリカーナ(ヒスパニック系アメリカ人ミスコンテスト)に、JannieLoudetteAlipo-onはミス・ツーリズム・インターナショナルに選ばれました。
8. 税制改革法が施行へ
(写真)年収25万ペソ以下の場合、個人所得税がゼロに
税制改革において、個人所得税が減らされることは、2017年の喜ばしいニュースの一つです。
2018年1月から施行される税制改革法では、個人の課税収入が25万ペソ以下の場合、所得税が免除されることになりました。
一方、自動車やガソリン、砂糖や人工甘味料を加えた加糖飲料、石炭などの物品税は上げられることに。
9. マラウィでの戒厳令布告
(写真)戦後3回目となる戒厳令
今年初め、ISISの影響を受けたイスラム系武装勢力Mauteがミンダナオ島の町マラウィを占拠する事件が起きました。
それを受けて、5月にドゥテルテ大統領はミンダナオ島全域で60日間の戒厳令を布告。
フィリピン軍と武装勢力の激しい戦闘の末、10月にロレンザーナ国防相はマラウィでのすべての掃討作戦の集結を宣言。
テロ集団から町は解放されましたが、町には大きな傷跡が残りました。
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10.コロンの海洋テーマパークが建設中止に
(写真)環境への影響が懸念され、反対運動が起こったテーマパーク計画
カートゥーンチャンネルNickelodeonなどを運営するアメリカのメディア複合企業、Viacom International Media Networksはパラワン州コロンで計画していた海洋テーマパークの建設を中止しました。
このテーマパークは2020年の開業を目指していましたが、「フィリピンの海洋環境を破壊する」として、地元民や環境保護団体から中止の請願が出され、計画中止となりました。
2017年も様々なニュースが世間をにぎわせました。
2018年はどんな年になるのでしょうか?
来たる新年も、皆さんにとってすばらしい年でありますようお祈りいたします。
- 「ニックネーム」 daisuke
- 「自己紹介」 フィリピンに来て1年以上が経ちました。
- ドゥテルテ大統領になり、どんどん変化する
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