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【フィリピンのBPO産業】フィリピン市場の特徴と日系BPO企業をご紹介!
2021年10月18日更新

コロナ禍でもフィリピンの基幹産業として注目を集めるBPO産業。市場規模やこれまでの変遷に加えて、今後の見通しは特に気になるポイントですよね。そこで今回は、日本貿易振興機構(JETRO・ジェトロ)マニラさんにフィリピンのBPO産業についてお伺いしました!

BPO とは?比の市場規模は?

 

BPO とは Business Process Outsourcing のことで、業務委託全般を指し、様々なサービス分野を包含しています。 たとえば、バック・オフィス業務(データ入力、書類管理)、顧客対応業務(コールセンター、テレマーケティング)、財務・会計、システム管理・ヘルプデスク、調査、顧客分析、リスクマネジメント、技術開発・新製品設計等が挙げられます。


フィリピンにおける BPO産業の市場規模を見ると、2020年の収益は 267 億ドル(対前年比 1.4%増)、 雇用者数は 132 万人(対前年比 1.8%増)にも及びます(出所:「ビジネス ・ ミラー」 紙 2021 年 6 月 11 日付)なお、 フィリピンの個人送金の受取額は 349 億ドルですから、(世界銀行データ参照)、 それから見ても、 いまやいかに大きな産業に成長しているか、 お分かりいただけると思います。

 

比でBPO産業が活況となった背景は?

 

欧米企業側からの視点とフィリピン側からの視点で、 フィリピン BPO 産業の変遷をご説明しましょう。



まず欧米系企業側からの視点では 1990 年代以降、 主に米国企業において、①市場競争の激化によるコスト削減圧力によって社内業務の一部をアウトソースする誘因が発生していたこと ②社内資源のコア ・ コンピタンスへの集中により比較的給与水準の低い国にサービス業務を移転する誘因が発生したこと、この 2 つの要因が挙げられます。 その背景にはインターネットの普及等で、 情報 ・ 通信技術が発達、 サービス業務の国際間の受発注が容易になったことが大きいでしょう。



フィリピン側からの視点でみると、 外貨獲得源、 就労機会提供の観点から、 フィリピン政府が BPO 産業の立地を支援し、BPO 産業に関する投資に対して、 投資誘致機関であるフィリピン経済特区庁(PEZA)や投資委員会(BOI)が税制面でのインセンティブを付与したことが挙げられます。



それらの背景の中、 多国籍企業を中心とした BPO 産業がフィリピンに集積してきました。1992 年にはアクセンチュア・グループの企業がコンタクトセンターをフィリピンに設置し、 また 1990 年代終盤から 2000 年代前半にかけては、 米国系をはじめとする多国籍企業によるコンタクトセンターの設立が相次ぎました。 フィリピンの BPO産業は、 サービス精神旺盛な英語話者を豊富に供給できることを強みに急成長を遂げてきたのです。

 

BPO 産業内の内訳と主な輸出先を教えてください

 

欧米企業側からの視点とフィリピン側からの視点で、 フィリピン BPO 産業の変遷をご説明しましょう。
まず欧米系企業側からの視点でフィリピンにおける BPO産業の内訳をみると、 コールセンターを含む、 カスタマー ・ リレーションシップ ・ マネジメント(IT を活用した顧客との関係を管理するサービス)の割合がトップ、 次いで、 コンピューター ・ プログラミング等が挙げられます。

 

サービスの輸出先は、 2017年のデータでは米国が 65.7%を占め、 次いで、 オーストラリア(8.5%)、 英国(6.3%)、オランダ(2.1%)となっています。 また、フィリピンの BPO産業の特徴として、 主要企業の大半は米国系の多国籍企業(アクセンチュア、 Concentrix、 JP モルガン ・ チェース等)が占めていることが挙げられます(DFA 資料より)。



一方フィリピンの地場資本企業は比較的少なくまた小規模です。 これは、 欧米企業が発注を行う際に、 受注側がある程度の水準を保ってサービス提供を行なう必要なことが理由として考えられます。 多国籍BPO企業は、入社後、社内研修・トレーニングが非常に充実しており、 社員のマネージメントも効率化されている傾向にあります。そのため、一定水準のサービス提供が可能となっているのです

 

比でBPO 事業を行うメリットと留意点は?

 

メリットとしては、 高度な能力を持つ、 若年の理工系人材がフィリピンでは比較的に豊富に供給されていることがあります。そして、 賃金の上昇率が近隣の東南アジア諸国と比較しても低位に抑えられていることも挙げられます。 英語が公用語であることも大きな要因ですね。


一方フィリピンで BPO 事業を行うにあたり特に留意すべき点としては、 フィリピンでの法人設立を検討した場合、 手続き面で労力が発生すること。 また、 法人税率が高いことです。ただし、 CREATE の成立によって、 税率が 30%から 25%に低下したため(条件を満たす小規模事業者は 20%まで下がった)、 状況は改善しつつあるといえます。

 


今フィリピンは、 経済のデジタル化に伴い、 技術 ・ サービスをフィリピン市場に展開する動きが生まれつつあります。このなかで、サービスの高度化を目指している BPO 企業はスタートアップのターゲットにもなりつつあり、 JETRO マニラでもフィリピンへの参入にあたり日系企業から相談を受けるケースが増えています。 この中での日系企業の留意点、 JETRO としてのサポートを次にお話したいと思います。

 

全文はこちらから!

 

<今回のインタビュイー>

 

日本貿易振興機構(ジェトロ)マニラ /Japan External Trade Organization (JETRO) Manila

吉田 暁彦さん Mr. Akihiko Yoshida

 

2015 年、ジェトロ入構。本部、ジェトロ名古屋を経て、2020年9月より現職。フィリピン経済についての調査・情報発信と、日系スタートアップに対するフィリピンへの展開支援を主に担当。

 

フィリピンの日系BPO関連企業紹介

 

フィリピンに拠点を持ち、フィリピンの特性を活かしながら活躍する日系の BPO 関連企業をご紹介します。

 

Reno Happia BGC INC. / リノ・ハピア ビージーシー

 

マンション、アパート、ビルなどの修繕工事を 50 年以上にわたり手掛けて来た同社。高い技術を持ったオペレーターが作図を行い、経験豊富なスタッフが図面の検査を行う事で高精度の図面を提供する。丁寧で確実な施工はもちろん、安全面、環境面への配慮も怠らない。そして建物改修を通じて顧客に喜んでいただき、地域の皆様の役立つ会社を作っていくこと、そのために社会に貢献できる人材の育成が不可欠だと考える同社は、「リノ・ハピア」という社名に込めた想いを通じて、社員一人一人が高い意識で業務に取り組む。国内外の最新案件に携わる技術者・経験者を揃え、高度な作成技術にも対応可能だ。日本本社はISO9001、ISO4001 認証。

 

<お問い合わせ先>

住所:東京都大田区北千束3-1-3渡辺ビル一階
営業時間:08:00~17:00
電話:(03)37484481
E-mail:[email protected]
WEB:http://www.renohappia-bgc.com/
リノハピア株式会社:http://reno-happia.co.jp/
担当者:笹川芳和  ササガワ ヨシカズ

 

Xtreme Offshore Outsourcing Inc. / エクストリームオフショアアウトソーシングインク

 

XOO Inc. は 2019 年に設立。まだ新しい会社だがメンバー全員が長年、フィリピンで様々な分野のアウトソーシングを経験しているプロフェッショナル集団だ。BPOの単なる「As is」業務ではなく、新たな革新的なツールやソフトウェアのご紹介、ブリッジ人材を置いたアウトソーシングサービスの確立など、 今までにない視点で顧客の課題解決のための提案を行う。


コスト削減を維持しつつ、サービス品質の向上の付加価値をつける BTO(Business Transformation Outsourcing) が最も得意とするサービスだ。


IT 分野では、フィリピンの開発エンジニアやクリエーターが、US など全世界から最新のテクノロジー情報をサーチし、最適なソリューションを用いて開発、納期短縮とコストの削減を実現する。幅広い分野で対応するのも同社の特長だ。

 

<お問い合わせ>

住所:8/F King's Court I, 2129 Chino Roces Avenue, Pio del Pilar, Makati City, Philippines 1229
営業時間:9:00am-6:00pm
電話:(02) 7906-1073
E-mail:[email protected]
WEB:https://www.primemanpower.jp/xoo
担当者:宮崎

 

Offshore CAD & Management Inc /オフショア・キャド・アンド・マネジメント

 

代表者の林さんが2007 年にゼネコンを退社した後にフィリピンに設立した同社。外注しにくいと言われている日本の大規模建築(意匠図のみ)の作成をメイ ンに行っている。
 AutoCAD 用のプログラムを自社で作成し、属性や外部参照、エクセルとの連携などにより、やみくもにマンパワーで作図するのではなく、効率的な作図を行っているのが特長だ。林さんによれば、フィリピンにおける BPO をうまく利用するコツは、「言葉をなるべく使わず、画像や図表を使って、正確なコミュニケーションを行えるかどうかに尽きる」という。林さんは一級建築士 米国公認会計士(WA)の資格をもち、現在は日本で同社のマネジメントを行っている。日本国内でフィリピンのに会社設立からエンジニアの採用、運営、税務申告までサポートしてくれる。「一度請けた仕事からは逃げません」とのモットーで、AutoCAD でも会社摂理に設立時にも力強い味方になってくれそうだ。

 

<お問い合わせ>

住所:12F Jaka Bldg., 6780 Ayala Ave.,Makati City
営業時間:ほぼ年中無休
電話:8831-2822
E-mail:[email protected]
WEB:https://www.offshorecad.com.ph/
担当者:林 秀生

 

ほかにもフィリピンプライマー2021年10月号ではさまざまな企業を紹介しています!ぜひこちらからチェックしてみてください。

 

 

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