2019年12月12日(木)マニラ日本人学校で、ANAによる航空教室が開催されました。この教室では、中学生52名を対象に、航空の主な職業について講師によるレクチャーなどが行われました。
子どもたちを対象としたANAの航空教室は日本の学校でも行われているプログラム。ANA現役の社員さんに教えていただくことのできる貴重なチャンスです。
また、ANAでは2019年からANA Blue Academyと題して子どもたちのキャリア教育プログラムがスタートしましたが、今回の内容はANA Blue Academyの「ミライをつく~る」をベースに企画したものです。
(詳しい内容はこちら: https://www.ana.co.jp/group/blue-academy/mirai/)
パイロットの長澤宣裕さん、グランドスタッフの関 永子さん、客室乗務員の北島佳恵さん、整備士の橋根 聡さんと石井倫敬さん、生徒代表
1時間目はパイロットの長澤さん、客室乗務員の北島さん、グランドスタッフの関さん、整備士の橋根さんから、各自自己紹介と仕事内容についての簡単なレクチャーが行われました。
休憩を挟んで、2時間目はパイロット、グランドスタッフ、整備士、客室乗務員の4職業ごとに教室に分かれ、それぞれの職業の内容と生徒による体験などのアクティビティが行われました。生徒各自、希望のアクティビティをどれか2つ選んで体験することができました。
パイロットの教室では、飛行計画(フライトプラン)を立てたり、出発時刻が遅れた場合の高度をどうするか、乗客層に合わせて判断するなどのアクティビティが行われました。高度が高いとゆれず、全てのサービスが提供できるが速度が落ちる。逆に低いと速度は速くなるが、機体のゆれによって温かい飲み物が出せなかったり、座席から立てなかったりします。ゆれるのが怖い客もいれば、出張などで早く到着したい乗客もいるので、乗客層を見て判断する必要があります。
高度による揺れ方とその影響を説明する長澤さん
グランドスタッフは客のチケットを発券したり、手荷物を預かったりなど、空港内でのサービスが主な仕事。この教室では、荷物のタグの付け方、搭乗券の読み方や搭乗口での引き継ぎに使うフォネティックコードなどを学びました。
搭乗券や荷物につけるタグの実物を使って練習
整備士の教室では、生徒たちは実際に整備士が使用している機材を使ってみたり、部品の点検といった作業を体験させてもらえました。
ワイヤの点検をする生徒たち
胃カメラのようなもので、エンジンの中を点検
客室乗務員の教室では、お体が不自由なお客様への機内でのユニバーサル対応について一緒に考え、機内アナウンスを英語で挑戦、保安の為に日々訓練しているお話や、救命胴衣を実際に着用する体験を行いました。
客室乗務員に直接レクチャーを受けて、実際に膨らました救命胴衣は、他では出来ない体験に
3時間目は全員教室に集合し、グループアクティビティが行われました。まずは整備士の石井さんから、航空機を誘導するマーシャリングの動作を教えてもらいました。生徒数人が前に出て、実際に使われているパドルを持って航空機の誘導にチャレンジ!
マーシャラーはパドルを両手に持って、手を大きく振ることでコックピット内のパイロットに合図を送って誘導する
最後のアクティビティは紙飛行機制作。石井さんから飛行機が飛ぶ原理を教えてもらったのち、みんなで紙飛行機を作って飛ばしました。一番よく飛んだ紙飛行機の制作者にはプレゼントも。
自作の紙飛行機を飛ばす生徒たち
最後にANAマニラ支店長の細谷 明宏さんよりご挨拶がありました。
生徒たちひとりひとりが講師から贈り物をいただきました。
ANA公式サイト:https://www.ana.co.jp/
- 「ニックネーム」 Pochi
- 「自己紹介」 甘いもの大好き!
- な編集部員です。
- 美味しい情報を求めて頑張ります♪