フィリピンが誇る世界遺産、「世界の8番目の不思議」、「天国への階段」とも呼ばれるバナウェ・ライステラスは、ルソン島、コルディレア山脈の中央に位置します。
(写真)イフガオのライステラスは、まるで山に彫られた彫刻 (Banaueterraces.comより転載)
約2000年前、イフガオ族によって造られた壮大な規模の棚田。実際に目にすると、彼らの並々ならぬ努力、芸術性、たくましさを強く感じることができます。いくつもの地域に広がるバナウェの棚田を平らに延ばして行くと、なんと、地球半周分の長さになると言われています。そんな棚田は、何世代もの間、イフガオ族の耕作地として受け継がれている一方、世界遺産登録をきっかけに、観光地としても注目されるようになりました。
(写真)バナウェのライステラス (Banaueterraces.comより転載)
バナウェへは、マニラからバスが毎日運行しています。所要時間は約9時間と長い道のりですが、その一見の価値は十分です。ベストシーズンは、植え付け期の2~3月と収穫期の6~7月。宿泊は、多くのホテルやロッジがあるので心配ありません。
絶景スポットとしては、サンライズ・ビューポイントが有名です。また、現地で見ることができるユニークなイフガオ族の木彫りはお土産にぴったりで、見るだけでも楽しむことができます。より深くイフガオ族の文化に触れたい方には、コルディレア彫刻博物館(入場料100ペソ)もお勧めです。
(写真)コルディレア彫刻博物館 お米の神様「Bululs 」 (Cordilleran Museumより転載)
そして、壮大な規模の棚田の中を実際に歩くトレッキングツアーはとても気持ちがいいものです。所要時間は45分~2時間程度と、様々なコースがあり、複雑な道のりを行く場合は、ガイドサービスがあるので安心です。
(写真)ライステラス内をトレッキング (Arnel Banawa pinterest.comより転載)
忙しい日々を送るみなさん、日常から少し離れて、目を見張るような絶景、フレッシュな空気、温かい人々が待つバナウェで一呼吸しませんか?一度行くと忘れられない、素晴らしい体験が待っています!
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