今年もCine EuropaがマニラのShangri-la Plazaにて9月16日から開催されます。ヨーロッパ16カ国の、さまざまな年代の作品を楽しめます。例年通り、入場無料です!
今年で第20回を迎えるCine Europa。映画祭を通してヨーロッパの価値観や伝統、文化をフィリピンに紹介してきました。社会問題を扱うものや、感動的なものなど様々なジャンルの作品が楽しめ、時代もクラシックから現代まで幅広くそろえています。
フランスの現代映画、Souvenir
上映作品は、ヨーロッパ16カ国からの24作品。オーストリア、ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、オランダ、ルーマニア、スロヴァキア、スペイン、スウェーデン、イギリス、ノルウェーの作品です。
開催期間は9月16日~26日。Shang Cineplexでの上映のあと、4ヶ月間で8都市を巡回します。上映スケジュールはまだ全部は公開されていませんが、いくつかおすすめ作品をご紹介します。
映画祭のオープニングを飾るのは、フランスの「Souvenir」。アカデミー賞にノミネートされた女優Isabelle Huppertが演じる、世間から忘れられた歌手の物語です。工場で働いていた主人公は、若く野心にあふれたボクサーとの出会いで、再び歌うことへの夢を取り戻します。
ドイツの現代作品、Verdict
「Verdict」は法廷を舞台にした裁判劇。ドイツ空軍少佐のラース・コッホは、ハイジャックされた旅客機が、7万人が埋め尽くすスタジアムに突っ込むのを防ぐため、乗客164人を犠牲にして撃墜。彼の行為は、有罪?無罪?
スペインの1962年の作品、The Exterminating Angel
「The Exterminating Angel」(邦題:皆殺しの天使)はスペインの1962年の作品。ニューヨークタイムズの「映画ベスト1000」にも選ばれています。ある上流階級の屋敷での晩餐会、なぜか参加者たちが屋敷から出られなくなり・・・・・・。閉じ込められた人々の、醜い本性が徐々に明らかになっていきます。
デンマーク 1988年の作品、Babette's Feast
デンマークからは、1988年にアカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞した「Babette’s Feast」(邦題:バベットの晩餐会)。デンマークの小さな村で暮らす初老の姉妹のもとに、パリコミューンで家族を失い、亡命してきたフランス人女性のバベットがやってきます。
イタリア Big Deal on Madonna Street
「Big Deal on Madonna Street」(邦題:いつもの見知らぬ男たち)は1958年のイタリアコメディの傑作。強盗を図る男たちが、泥棒の師匠にやり方を教わり、アパートに侵入するも・・・。笑いの中にちょっとした人情が織り込まれた、不朽の名作です。
他に上映される作品はこちら
・Hunger:デンマーク
・Run Lola Run:ドイツ
・The Girl, The Mother, and the Demons:スウェーデン
・20 Cigarettes:イタリア
・Pathfinder:ノルウェー
・The Wave:ノルウェー
・Your Beauty is Worth Nothing:オーストリア
・Jules and Jim:フランス
・Monkey:ブルガリア
・Truman:スペイン
・A Moving Image:イギリス
・Wilson City:スロヴァキア
・After-life:ハンガリー
・The Anniversary:ルーマニア
・Two Lottery Tickets:ルーマニア
・The Barons:ベルギー
・An Angel of the Lord:チェコ
・The Feather Fairy:スロヴァキア
・The Hell of ’63:オランダ
- 「ニックネーム」 かなっぺ
- 「自己紹介」 ダーリンはフィリピン人。
- フィリピンと旅行と犬が大好きです!