旅の醍醐味と言えば - 現地の料理を味わうこと。
でも、その料理、自分で作れたら? もっと楽しいと思いませんか?
フィリピンは、7000以上の島々からなる国で、過去には植民地支配も経験。
ゆえに、多岐にわたるフレーバーが特徴で、訪れる人々の舌をうならせています。
そんなフィリピンの伝統料理。 あなたの食卓のメニューにも加えてみましょう。
(ちなみに… アメリカの大統領もフィリピン料理に目がないそうで、
ホワイトハウスのチーフシェフはフィリピン人だそうです。)
①チキンアドボ Chicken Adobo
写真)チキンアドボ Chicken Adobo (鳥の煮込み)
地元住民、外国人、ともに人気の伝統料理(Flickrより転載)
主な材料
醤油、すりおろしにんにく、ベイリーフ、黒コショウ、黒砂糖少々、鶏肉 (豚肉でも可)
作り方
1 醤油、すりおろしにんにくに、鶏肉を漬け込みます。
2 フライパンに油を入れて熱した後、漬け込んだ鶏肉全体を約5分、こんがり焼き色をつけます。
3 残りのマリネ液と水を少々加え、沸騰したら火を弱めます。
4 ベイリーフ、黒コショウを加え、30分もしくは鶏肉が柔らかくなるまで煮込みます。
5 酢を加え、さらに10分煮込み、最後に黒砂糖、塩を加えて出来上がり。
フィリピン独自の料理でありながら、スペインの料理に似ていることから、
アドボ(スペイン語でマリネの意味)と呼ばれる料理。(フィリピンは、スペインの植民地でした)
酢をベースとし、甘味と塩味が特徴です。
茹で卵や、フライドポテトを添えるのもグッド。 さらに美味しくいただけます。
②カレカレ Kare-Kare
写真)カレカレ Kare-Kare ピーナツソースで煮込んだ牛テールシチュー(Flickrより転載)
主な材料
ピーナツバター、ピーナツ(無塩、砕いたもの)、牛肉、牛テール肉、豚足、
茄子やさやいんげんなどの野菜、バナナの花、魚醤、アナトーパウダー(色付け)
作り方
1 約2リットルの水に小さじ3杯の塩を加え、お肉を1時間または柔らかくなるまで煮込みます。
2 別の鍋で玉ねぎ、にんにくを2分ほど炒め、黒コショウを加えます。
3 そこへ、魚醤、ピーナツバター、ピーナツ、アナトーパウダーを加えます。
4 肉のゆで汁を加え、さらに20~30分煮詰めます。 なすを加え、5分煮込んだら、
残りの野菜を加え、さらに2分煮込みます。
5 最後に、煮込んであったお肉を加え、火を止めます。 ふたをして、5~7分。
野菜に火が通るのを待って出来上がりです。
カレカレは、バゴーン(Bagoong)と一緒に食べるのがオススメです。
バゴーンとは? 魚や小エビを発酵させて作った調味料です。
③シニガン Sinigang
写真)シニガン Sinigang タマリンドを使った、酸味のあるシチュー。
素材の味、生きています。(Flickrより転載)
主な材料
豚肉・牛肉・鶏肉などの肉類(エビや魚も可)、トマト、親芋、さやいんげん、大根、
ヨウサイ(空心菜)
味付けは魚醤
作り方
1 玉ねぎを炒めます。
2 お肉を加え、軽く色がつくまで炒めます。
3 魚醤を加え、親芋とトマトも入れたら、水を加えて煮込みます。
4 40分ほど煮込み、お肉が柔らかくなったら、市販のシニガンミックス(シニガンの素)を
加えるか、タマリンドパウダーを加えます。
さらに、さやいんげんと、大根を加え5~8分煮込みます
5 ヨウサイを加えたら火を止めます。 ふたをし、予熱でヨウサイに火を通し出来上がりです。
みそ、グアバ、グリーンマンゴーを使って酸味を出してもOK。 アレンジ可能な煮込み料理です。
④ブラロ Bulalo
写真)ブラロ Bulalo シンプルな材料で出来る トロトロビーフシチュー。
牛骨からの出汁が効いています。(Flickrより転載)
主な材料
牛すね肉、牛骨髄、トウモロコシ、キャベツ、こしょう、玉ねぎ
作り方
1 沸騰したお湯に牛すね肉、牛骨髄、玉ねぎ、コショウを入れ、お肉が柔らかくなるまで、
約1時間半煮込みます。
2 トウモロコシを加え、さらに10分煮込みます。
3 魚醤、キャベツ、ねぎを加え、柔らかくなったら出来上がりです。
ブラロは、長く煮込むほど、口どけやわらかなお肉に仕上がります。
⑤ピナクベット Pinakbet
写真)ピナクベット Pinakbet 伝統的なベジタリアン料理。
苦みがあり、シーフードやお肉を加えても美味しく仕上がる(Flickrより転載)
主な材料
なす、オクラ、ゴーヤー、トマト、スカッシュ(南瓜)、玉ねぎ、にんにくなど
作り方
1 にんにく、玉ねぎ、しょうが、トマトを炒めます。
2 シーフード(小エビや、ドライアンチョビなど)を加え、さらに炒めます。
3 水を少し加え、沸騰させます。
4 スカッシュを加え、さらにに5~7分煮込みます。
5 残りの野菜を加え、柔らかくなったら出来上がりです。
レチョン(lechon ぶたの丸焼き肉)や チチャロン(chicharon 豚の皮を揚げたもの)を
使って、お肉好きの人好みに仕上げることも出来ます。
プライマー編集部のオススメレシピ、いかがでしたか?
フィリピン料理で、家族やお友達をおもてなし。 きっと喜んでもらえると思います。
- 「ニックネーム」 daisuke
- 「自己紹介」 フィリピンに来て1年以上が経ちました。
- ドゥテルテ大統領になり、どんどん変化する
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