フィリピン政府は28日、新型コロナウイルスの水際対策で「低リスク」(グリーン)に指定している国・地域からの観光客の受け入れ再開を中止すると発表しました。最新のフィリピン入国情報をお届けします!
フィリピン政府は28日、新型コロナウイルスの水際対策で「低リスク」に指定している国・地域からの観光客の受け入れ再開を中止すると発表しました。
入国管理局(BI)のJaime Morente氏は29日の声明で、「新型のオミクロン変種に対する世界的な懸念を考慮して、外国人旅行者の入国を一時停止する必要があると判断した」と述べました。
また、グリーン国(日本は11月30日まで指定)からの渡航者の検査及び検疫規則は、イエロー国の検査及び検疫規則に準拠する必要があります。
イエロー国の検査及び検疫規則では、完全にワクチン接種した、出発国出発前72時間以内の陰性のPCR検査結果を提示する渡航者は、到着日を含めて3日目に行われるPCR検査の陰性結果を受けるまで、施設で隔離する必要があります。その後到着日を初日として、14日目までセルフ・モニタリング(自己の症状、状況を観る、見守ること)を行う必要があります。
また、11月28日から12月15日までの間、IATFの「レッドリスト」に追加された国からの渡航者はフィリピンへの入国は認められません。対象国は、南アフリカ、ボツワナ、ナミビア、ジンバブエ、レソト、エスワティニ、モザンビークのアフリカ7カ国のほか、オーストリア、チェコ、ハンガリー、オランダ、スイス、ベルギー、イタリアの欧州7カ国です。
フィリピン政府は11月25日、12月1日〜12月15日までの間、新型コロナウイルスの水際対策でグリーン国に指定している国・地域で、かつビザが必要とされていない国からの完全にワクチン接種した渡航者は、条件付きでビザなしでの入国を許可することを発表していました。
日本はビザなしで30日以内の期間フィリピンに入国・滞在できる国に指定されていたため、12月からはフィリピンへの日本人観光客の入国も期待されていましたが、今回の発表をうけて白紙に戻りました。
詳細はこちらからも確認できます。
今回の変異株の拡大を防止するため、日本政府でも新型コロナウイルスの水際対策をめぐって、全世界からの新規入国を原則停止する方針を発表しました。
岸田文雄首相は29日午前、「オミクロン型については強い危機感を持って臨んでいる」と言及。緊急避難的な措置として30日午前0時から、新規の外国人の入国を停止すると発表しました。
日本政府はビジネス目的や留学生、技能実習生の外国人に関して、日本への新規入国を一定の条件の下認めていました。しかし今回の発表をうけて、日本政府はこうした外国人の新規入国の緩和措置を再度とめることになります。
引き続きフィリピン入国関連情報をお届けします!
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