フィリピンにおけるエコハウスの建設の第一人者、ジェームス・ジャオ氏。
エコハウスとは、環境に負担をかけないように配慮して建設された建物のこと。
彼については以前このブログでも紹介したことがありましたが、エコ建設の提唱者でありこの国の安定的な開発を目指す彼の新たなプロジェクトについてご紹介します。
新たに建設しているのは「エコ・スクール」。
現在、ボホールとタルラックにて建設を手掛けており、タルラックでは、カトリック系の私立大学、ホーリー・スピリット大学での新校舎建設が完成に近づいています。北ルソンでは初のエコ・スクールとなるこの校舎。
(写真)完成間際の大学校舎。大講堂が作られている様子が分かります。
昨年初めに行われたコンテストにて選ばれたジェームズ氏のデザイン。
サンスターによると、同大学のコミュニティーリーダーである修道女のテレジタ・アーティティア氏は、
大学校舎をエコ建設で建てようとは全く思っていなかったといいます。
「しかし、ジャオ氏がデザインを提示したとき、私たち修道会の本質を反映しているものだと気付いたのです。
学校や病院など、どこにいても献身的に伝道活動に努め、母なる大地と調和しようとする私たちの試みと志が合うものでした。」と語りました。
エコ建設は、激しい台風や急激な気温の変化にさらされる、自然災害の多いフィリピンの気候にぴったりです。
ジャオ氏は、そんなフィリピンにおけるエコ建設の主導者として、Facebookでも建設中の様子をアップするなど、積極的に情報を発信しています。
耐久性のある材料を使い、周辺環境を生かしたデザインは、ジャオ氏ならでは。
また、彼のデザインは省エネや室内の気温調節に長けており、CO2の排出を抑えることも考慮されています。
環境にやさしく自然災害にも強い高性能なエコ建設の建物が、フィリピンにどんどん広がれば良いですね。
Facebook:James Jao
- 「ニックネーム」 Kosaki
- 「自己紹介」 バスケットボールが大好き!
- フィリピン人と本気で戦ってみたりします。