計画から8年近く遅れましたが、マニラ首都圏の主要鉄道、LRT1線(マニラ・ライトレール)とMRT3線(マニラ・メトロレール)、そして計画中のMRT7線を結ぶ共通駅の建設がついに進行することになりました。
(写真)共通駅の完成予定図 出典: DOTr Facebook page
1月18日、政府と複数の企業間で合意書が締結され、プロジェクトの最終的な進展が決定的なものとなりました。 共通駅の建設は2017年12月に開始され、2019年4月に完成予定とされています。
(写真)合意書締結の様子です 出典: DOTr Facebook page
合意書に署名したのは、交通省のArthur Tugade長官、LRT管理者のReynaldo Berroya、ライト・レール・マニラ(LRMC)会長兼CEOのRogelio Singson、公共事業・高速道路省長官のMark Villar。
民間企業からは、サン・ミゲル・コーポレーション(SMC)のLorenzo Formoso IIIとRamon Ang、LRMCの副委員長Manuel V. Pangilinan 、SMプライムホールディングス会長のHans Syと社長のJeffrey Lim、アヤラ・ランド株式会社の副会長Jaime Augusto Zobel de Ayala、と社長兼CEOであるBernard Vincent Dyが署名しました。
(写真)共通駅はエリアA・B・Cの3エリアに分かれる 出典: DOTr Facebook page
共通駅は、合意書に署名した企業1つずつに割り当てられた3つのエリアに分かれています。
エリアAは、LRT1とMRT3のプラットホームとコンコースで構成されます。財源は交通省が引き受け、MRT3のメンテナンスを担います。なおLRT1のメンテナンスはLRMCが担当します。
エリアBは、エリアAとエリアCを結ぶ2つのコンコースを有し、アヤラ・ランド株式会社の関連会社であるNTDCCによって資金提供や建設、運営、開発およびメンテナンスがなされる予定です。
エリアCは、予定されているMRT7のためのプラットホームおよびコンコースが作られる予定で、資金提供などはSMCが行います。
通勤者は降りる車両に応じてたった50〜200m歩くだけですむ予定です。また公共事業・高速道路省は、共通駅の位置するEDSAに沿って、地下道を独自財源で建設する予定です。
建設計画は、議定書締結から240日、または約6カ月間で完了する必要がありますが、詳細計画はまだ確定されていません。共通駅はケソンシティのノースアベニューとEDSAの交差点に位置し、SM North EDSA駅とTrinoma駅が接続されます。
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