マクタン・セブ国際空港(MCIA)ターミナル2は、2016年から着工され、もうすぐお披露目される事になります。フィリピンで2番目に大きなターミナルとなり、10年後には、年間8百万人が利用する事になります。既に、工事の96%は完了しており、GMRメガワイド・セブ空港会社(GMCAC)はオープンに当たり関係メディア・学生・観光関係者を招待するとの事です。
屋根は、グルーラムと呼ばれる接着合板、自然の木材を加工した強固な素材で建設されています。グルーラムを素材として使った建築物としては、世界最大規模となります。
MCIAターミナル2は、3階建てで、合計65,000平方メートル。ゴールは環境に優しいターミナル。エネルギー効率も良く、セブの人達のおもてなしのように、世界一フレンドリーな空港ターミナルになりそうです。
最も目を引くのは屋根。まるで波のうねりのようにデザインされセブ伝統のグルーラム・アーチで作られています。屋根のアーチのおかげで、ターミナル2には柱がほとんどありません。それにより、天井までの高さが26メートルあり、空気循環が非常に良くなっています。この結果、ターミナル内の空気がさわやかで、空調がほとんど必要ない環境となっています。
また、ターミナル2の壁は、非常に強固な3層ガラスで作られています。自然光を取り入れ、外熱を遮断する効果があり、ターミナル内を、明るく過ごし易く保ちます。これも、環境に優しいデザインで、ターミナルのカーボン・フット・プリントを減らす事に一役買っています。
床には、真珠貝が埋め込まれる予定。
海岸の砂浜のように日光を反射する様子は、天井の波のようなデザインとマッチ。
MCIAターミナル2は、2018年7月1日にオープン予定。GMCACによれば、新ターミナルのオープン後に、ターミナル1の改装を始めるとの事です。GMCACは、旧ターミナルの管理をMCIAから引き継いだ際に屋根にソーラーパネルを設置する等、月間1.2百万ペソの電気代を削減する事に成功しています。
新しいターミナルの完成が今から楽しみです。
- 「ニックネーム」 かなっぺ
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