マカティ市は、マカティ住民のみが使える便利な電子マネーシステムカード、マカティゼン・カードを試行中。これは、マカティに住民登録のある方なら誰でも申請可能なカードです。
写真:これがそのマカティゼン・カード。マカティ市民なら使ってみたい! 画像出典:My Makati のフェイスブックページより
このカードは、携帯電話会社、Globe 社のモバイルマネー(GCash mobile wallet)サービスを利用して、市内店舗でのキャッシュレスショッピングを可能にします。また、政府発行の写真付き身分証として使用することもできます。行政のサービスを受ける時は、モバイル決済、電子商取引会社、iBayadの読み取り装置で読み込みます。
実際のカードが1000枚ほど発行され、5月30日にテストが開始されました。大きな現金を持たずに買い物ができますね。その他に行政機関、病院、レストランはもちろん、なんと、ジョリジープ(路上の屋台)、サリサリストア(小売店)、ambulant vendors(街頭の物売り)に対しても使うことが出来ます。
並ばずに素早くお支払いができることは、時間の短縮にもなりますね。
サリサリストアについてはこちらをご覧ください:フィリピン住みます芸人「ハポンスリー(HPN3)」のお笑いムービー(第48回)
写真:フィッシュボール(揚げた魚のかまぼこ)のお支払いもカードで? マカティゼン・カードなら可能です。 マカティ市長、アビー・ビナイ氏がマカティゼン・カードを使った最初の人。フィッシュボールを買いました。 画像出典 /IMAGE Globe
マカティ市長、ビナイ氏は「グローブ社、GCashサービス、iBayad社と協力したマカティゼン・カードは、市民全員に活力を与えるという我々の目標に一歩近づけ、貧困層も含め、質の高い生活を楽しんでもらうためのものです。」と述べました。
GlobeのCEO, アーネスト・クゥ氏は、マカティ市の協力を称賛しました。「フィリピンが本当にデジタル化するためには、デジタル化の機会を十分に活用し、国の隅々まで行き渡らせなくてはなりません。マカティ市の先見の明は素晴らしいと思います。市全体のデジタルシステムを作るために、市の協力は大変重要でした。我々の夢、“世界から評価される国になること”。その実現の第一歩です。」
現時点で、このカードの詳細や申し込み方法はまだ明らかにはなっていませんが、近いうちに情報が更新されるようです。外国人でも使用可能です。マカティ市についてのフェイスブック、My Makatiを通して、質問やメッセージを送ることや最新情報を見ることが出来ます。(英語のみ)
写真:デジタル化に向けてまた一歩。マカティ市は、マカティゼン・アプリも発表しました。 画像出典/IMAGE MyMakati on Facebook
またマカティ市は、更なるデジタル化の一環として、マカティゼン・アプリも発表。アプリでは、下記の事を行うことが出来るようになります。
- マカティ市のイベント、プログラムの最新情報は MakaGimikで。
- マカティ市シャトルバスサービスの簡単予約はMakaRideで。
- 日用品のお買い物もすぐ!MakaShoppingを使うと、割引サービスもあります。マカティ市民のオンラインマーケットアプリ。
- マカティ市でビジネスを始めたい方に。ビジネスに必要な情報はMakaNegosyoで。
現在、マカティゼン・アプリは、Smart, TNT, Sunの携帯電話会社で、アンドロイドをお使いの方のみ利用できますが、市では携帯電話会社をGlobe、機種をIOSのユーザーにも近い将来、拡大していきたい考えです。
このアプリは英語版のみとなっておりますが、無料でどなたでも使用することが可能であり、マカティのニュースやお得情報、またマカティ市内でビジネスを始めたい方などマカティの全ての情報が記載されてます。
このようにスマートフォンの普及のおかげでフィリピンでの生活がどんどん便利になることは良いですね。
- 「ニックネーム」 Joji
- 「自己紹介」 フィリピンが大好きすぎて
- フィリピンの大学に通ってる
- インターンの大学生です。