-明日、 6月22日(水)
メトロマニラではウェストバレー断層を中心にマグニチュード(M) 7.2を想定した防災訓練(Metro Manila ShakeDrill)が実施されます。
防災訓練はメトロマニラ防災会議(MMDRRMC)、首都圏開発局(MMDA)、市民防衛局(OCD)、その他の機関や利害関係者などの準備によって進められています。
[Photo from: MMDA official Facebook Page]
防災訓練の時間と封鎖地域
22日(水)の午前9時からメトロマニラ各地で防災訓練が行われます。
午前9時になるとラジオ放送局から地震警報が鳴ると同時に訓練が開始されます。
各企業、教会、学校、機関からも独自の警報を鳴らすよう声を掛けています。
グアダルーペ橋からEDSA – Northbound は 午前6時から午前11時まで封鎖予定です。 防災訓練により通行止めになった場合はEDSA Southbound より迂回し 、ブエンディ、もしくはアヤラアベニューから通行できます。
(MMDA公式フェイスブックから: https://www.facebook.com/MMDAPH/)
地震を想定した各地での通行止めが実施されるため、出かける場合はお早めに。
防災訓練の対象者
首都圏開発局(MMDA)はメトロマニラ住民の方々に参加するよう声を掛けています。
震度7.2を想定していて、自宅、仕事場、学校、もしくは外出中の方々全てが防災訓練の対象者となります。
防災訓練は各地バランガイ、政府機関、病院、企業、学校、BPO、モール、教会などに声を掛けて大規模での訓練を実施しようとしています。
もしも本当に地震災害が起きた場合
メトロマニラ内で地震などの災害が起きた場合、メトロマニラ防災会議で考案された
Metro Yakal Plus (メトロ ヤカル プラス) が実施されます。
メトロ ヤカル プラスとは今回の防災訓練で想定されているウエストバレー断層を中心にマグニチュード(M) 7.2のような不測の自体が起きた場合などに、メトロマニラを4箇所に大きく分けて、避難所や救助活動などが行われる計画です。
北地区 North Quadrant:
- Caloocan カロオーカン
- Mandaluyong マンダルヨン
- Quezon City ケソンシティ
- San Juan サン・フアン
- Valenzuela バレンズエラ
東地区 East Quadrant:
- Marikina マリキナ
- Pasig パシッグ
南地区 South Quadrant:
- Las Piñas ラス・ピニャス,
- Makati マカティ
- Muntinlupa ムンティンルパ
- Parañaque パラニャケ
- Pasay パサイ
- Pateros パテロス
- Taguig タギッグ
西地区 West Quadrant:
- Manila マニラ
- Malabon マラボン
- Navotas ナボタス
[Photo From: http://ph.rappler.com/campaigns/shakedrill/2016/ / メトロ ヤカル プラス]
そもそも今回の防災訓練で想定している地震の中心、ウエストバレー断層とは?
ウエストバレー断層はフィリピンルソン島中心にある約100kmほどの活断層のことです。
フィリピン地震・火山活動研究課(Philvocs)によると約400年毎に断層が動く可能性があると予測されています。
[Photo From: Rappler / ウェストバレー断層]
フィリピンに長く住んでいると日本より地震があまりないと思われますが、何時どんな時でも災害が起きた場合に正しい判断ができるように防災訓練と共に準備しましょう。
MMDA ShakeDrill 2016 公式ページ
http://ph.rappler.com/campaigns/shakedrill/2016/
- 「ニックネーム」 Yas
- 「自己紹介」 IT担当。フィリピン滞在16年。
- タガログ語はネイティブで話せます。
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