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11月開港の新ボホール空港は、フィリピンの初の「エコ・エアポート」
2018年11月02日更新

11月22日、長く待ち望まれたボホールの新ボホール国際空港(パングラオ国際空港)がいよいよ開港。これによってフィリピン運輸省は、この国の「世界へのグリーン(エコ)ゲートウェイ」を開くこととなるのです。

新空港建設は、ドゥテルテ政権の「Build, Build, Build」プログラムの目玉プロジェクトの一つ。ボホール州のパングラオ島で、建設は2015年6月22日から行われました。

新ボホール国際空港、またはパングラオ国際空港

 

新空港はフィリピン初の「エコ・エアポート」。緑地としっかりとした構造を持ち、主に自然換気を利用すること、屋根のソーラーパネルが旅客ターミナルビルの必要電力の3分の1をカバーすること、モーションセンサー照明を設置することこの4点において高い基準を満たすことを目指しています。

 

新空港の新しいチェックインカウンター

 

空港内での建設作業について運輸省の検査を受ける

 

総工費78億ペソの本プロジェクトが完成すると、少なくとも年間200万人の旅客が見込まれます。これは現タグビララン空港の2倍。開港すれば現空港の代替となるとされています。大きな国際線用の機体を含め、同時に7機を扱うことが可能。旅客ターミナルビルは広さ13884平米で、3つのボーディングブリッジと手荷物取扱システムを備えています。

 

上空から見た新空港

 

10月8日には、「新ボホール国際空港建設および持続可能型環境保全プロジェクト」の第二期についての円借款貸付契約が、Carlos Domnguez III財務大臣、Arthur Tugade運輸大臣、日本の国際支援機構(JICA)の和田義郎JICAフィリピン事務所長、在フィリピン日本国大使館の伊従誠公使の間で調印されました。この資金は新空港のために使われる追加設備のコストに充てられます。

 

新空港の完成で、ボホールへの観光客数増加と商業活動の活発化が期待されています。プロジェクトでは、運営の効率性や安全性・セキュリティの強化、旅客のための快適な環境の改善、空港のネットワーク化とマーケティングの拡張をさらなる目標としています。

 

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