1月29日(火)はいつもにも増してひどい渋滞に困惑した人も多かっただろう。原因はスカイウェイ北方面の出入口に新たな料金所がオープンしたことにある。
南メトロマニラスカイウェイプロジェクトを実施しているスカイウェイO&M社は最近、ニノイ・アキノ国際空港から数キロほどの距離に出口料金所をオープンした。迅速な料金徴収行うための取り組みだ。
渋滞の原因に。1月29日(月)、スカイウェイに導入された出口料金所付近では数千の車が渋滞で立ち往生していた。多くの関係者がA出口(写真左側)を主な原因として挙げている。 ほとんどの車はETC でなく現金で支払いをしていた。
【1月29日】高速道路に新しい料金所がオープン、利用者からは不満の声
1月29日にオープンした新しい料金所には2つの出口がある。A出口 (2つのうち近い方)は4車線あり各車線には現金用の支払窓口が5つ設置されている。一方、もうひとつのB出口はETC用の3車線だ。
スカイウェイ公式ツイッター(@SkywaySOMCO)は1月24日より、スカイウェイを現金で支払ったユーザーはレシートとQRコードをA出口で提示する必要があると案内をしていた(通常レシートとQRコードは捨てられてしまう)。この仕組みが1月29日午前5時半に始まった渋滞の原因だと思われる。
結果として数千台の車が立ち往生し、渋滞の列は南ルソンエクスプレスウェイのサウスウッド出口まで続いた。インターネット上では”上がったEDSAのようだ”と揶揄された。
29日の渋滞について、モンティンルパ市の代表であるルフィーノ・ビアゾンは新料金所のシステムについて説明を求めた。
スカイウェイO&M社はこれを受け声明を発表し渋滞について謝罪した。また同社は「ユーザーたちが新しいシステムに慣れれば、新料金所のメリットを多くの人々に感じてもらえるだろう」と将来的に渋滞が解消に向かうことを保証した。
【1月30日】反発のため、料金所オープンの翌日従来の方式に
スカイウェイO&M社は1月 30日午後10時より料金所のシステムを従来の方式に戻す事を発表した。
公式ツイッターアカウントは、スカイウェイのユーザーの感情を考慮し一時的にアラバン、スーカット、ビクータンからマニラに来る車両については従来の「入場時支払い方式」に戻すことを発表した。
「料金支払いの方法を変えるインパクトを減らすために事前に努力してきたが、現時点で全切り替えをすることはユーザーへの影響が大きく難しいと判断した」との声明が出された。
スカイウェイは1月30日10時にクラス1の車両を対象に料金システムを従来の方式に戻した。
声明は一方、バスや配送車などのクラス2の車両は現金払いの料金所であるA出口を利用するように求めた。
また、スカイウェイO&M社と交通局通行料規制委員会はスカイウェイの渋滞の解決策を探ることを約束した。
以前はアラバン、スーカット、ビクータンの入口で料金を支払ったユーザーはレシートとQRコードをA出口で提示するよう求められていた。
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