2023年11月22日、サンタローサ市役所にて、Santa Rosa Manpower Training Center (SRMTC)、Wonderful International Services, Inc. (WISI)、タウ・コーポレーションが代表理事を務めるEthos Cooperative Union (ECU)の三者間で、日本におけるフィリピン人自動車労働者への技術研修および潜在的雇用機会の提供に関する三者協定が締結されました。
ECU事務局長の藤久拓也氏は、「ECUはこの取り組みを先導し、自動車の適正流通によるリユース・リサイクルによって世界的な資源の循環を生み出し、「ゼロ・エミッション」への貢献を目標としています。そして、技能実習生たちがその志を受け継ぎ、将来的にはフィリピンの発展に貢献し、世界規模で循環型社会を実現する人材になることを期待しています。」と話しました。
一方、WISIアドバイザーの鈴木陽介氏は、「今回の協定は、研修生がこの分野で活躍できるよう、最先端の技術と方法論を身につけ、車両検査など日本の自動車整備に関する高度なノウハウの移転を促進するものである」と強調しました。技能実習生は、東京、神奈川、千葉、茨城、埼玉の各企業で1ヶ月にわたり、総合的な研修を受けます。初年度は、20名の実習生を支援する予定で、「将来的には年間100名の人材を送り出し、より多くのサクセスストーリーを生み出し、このパートナーシップを通じてサンタローサの人々を支援し続けることがゴールである」、こう鈴木氏は語っています。
また、サンタ・ローサ人材開発事務所のPedro Catindig所長は、「このパートナーシップは、この分野で成功する可能性のあるフィリピン人自動車労働者を発掘し、支援することを目的としている」と付け加えました。また、フィリピン人の才能が国内外で自動車産業に貢献する道筋を提供することで、プログラム修了後の実習生により良い雇用機会が生まれることも期待しています。Pedro氏は、「私たちの目的は、人々の生活を向上させ、彼らが自動車産業でより良い仕事の機会を得られるようにすることです」と強調しました。
調印式には、サンタ・ローサ市のArlene Arcillas市長、WISIの鈴木エストレラ代表、ECUの藤久拓也事務局長が参加しました。
この取り組みは、官民の相乗効果を象徴しているだけでなく、技能開発、知識交換、雇用機会の育成に対するコミットメントを通じて、フィリピンの労働力が今後さらにグローバルな舞台で活躍することが期待されています。
タウ・コーポレーションの詳細はこちらから。