JBIC(国際協力銀行)が毎年行っている「我が国製造業企業の海外事業展開に関する調査報告」の解説を、2月19日フィリピン日本人商工会議所で行った。
調査対象は、製造業で海外現地法人を3社以上有する日本企業本社。
調査報告書では、投資先として有望とみられている国は、昨年に引き続きインドが1位。2位にインドネシアと中国という結果となった。ブラジル(9位)とロシア(12位)は昨年から大きく順位を下げた。フィリピンは8位と前回の11位から順位を上げた。
フィリピンが順位を上げた理由として、現地マーケットの成長性と安価な労働力が挙げられている。課題としては、インフラの未整備と管理職クラスの人材確保。インフラ整備では、意外にも電気や道路、空港といったものよりも港湾に対するリスクを懸念する結果が見られた。
このデータを海外で事業を行う上での参考にしてもらいたいと、JBIC主席の馬場氏から話があった。
JBICでは、主に以下の4つの目的を有した事業を行っている。
・海外における資源の開発及び取得の促進
・日本産業の国際競争力維持及び向上
・地球環境の保全
・国際金融秩序の混乱防止またはその被害への対処
JBICの過去のフィリピンでの取り組みは、
Masinloc石炭火力発電所やPagbilao石炭火力発電所といった電力セクターへの融資。MRT3号線への融資。自動車関連部品、製造業向け融資などを行っている。中でも電力に対する融資は、フィリピン・ルソン島での電力総量の45%をカバーしている。
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