「パーン!」「ドン!」
年末のフィリピンでは、こんな音が至る所から聞こえてきます。
まさか銃声……? と身構える方もいるかと思いますが、
これは「花火」や「爆竹」の音です。
年末はとにかく大きな音を立てて騒ぐのがフィリピン流。
賑やかなことが好きな国民性と合わせて、「大きな音を鳴らして邪気を払えば、
幸せな新年を迎えることができる」という習わしが根底にあるようです。
ただ、賑やかに楽しく、という程度を超えて、花火や爆竹を過剰に使用する人、
その威力の強さから規制がかかっている「違法爆竹」を使用する人が後をたちません。
今年11月末には、イロコス州の10歳男児が爆竹によって、指を3本失う大怪我を
負ったというニュースも。
http://www.manila-shimbun.com/column/opinions/series220956.html
マニラ新聞 12月14日 違法爆竹取り締まり強化を 年末年始
問題となっている「違法爆竹」とは?
「違法爆竹」として有名なのは、「ピッコロ」、「オサマ・ビンラディン」、
「グッバイフィリピン」など。
危険な香りのするネーミングです......
これらは製造・使用禁止とされながらも、いまだに出回って
しまっているのが現状です。400ペソを超えるような高額なものもありますが、
その強力さがスリルをそそるのか、多くの人が買い求めるといいます。
どれほど強力なのかはこちらの動画を見ていただければ
わかると思います。
動画①:「オサマ・ビンラディン」(音量にご注意ください)
参照:フィリピン 恐ろしい爆竹 1
https://www.youtube.com/watch?v=b3_XjElIXBY
動画②:「グッバイフィリピン」(音量にご注意ください)
参照:フィリピン 恐ろしい爆竹 2
https://www.youtube.com/watch?v=PfmS1f9pasg
もはや「爆竹」というより「爆弾」です……。
もし路上でこうした爆竹を見かけたら、決して近づかないようにしてくださいね。
怪我なく健康な状態で、新年を迎えましょう!
【参照】
・違法爆竹取り締まり強化を 年末年始 (まにら新聞)
http://www.manila-shimbun.com/column/opinions/series220956.html
・フィリピン花火事情 (アルテ88のブログ)
http://ameblo.jp/arte88/entry-11972129557.html
- 「ニックネーム」 Hokuto
- 「自己紹介」 プライマーの巨人。背が高いけど気は小さめ。
- フィリピンの魅力にとりつかれ、
- セブからマニラへ。