時間帯によっては、路上でタクシーを拾うことが非常に難しいマニラで、
市民から重宝されている「タクシー配車サービス」。
「グラブタクシー(Grabtaxi)」、「ウーバー(Uber)」の2つが有名ですね。
4日(金)、ケソン市地方裁判所は、タクシー配車サービスの新規車両申請に
対し、一時的な差止め命令を下し、関係機関に申請の受け付け、審査、
及び許可をしないよう求めました。
これによって、一時的に個人車が「TNVS*所属の車両」として認定を
受けることが出来なくなります。
*(TNVS = Transport Network Vehicle Service、「交通ネットワーク車両サービス」の
事で、タクシー配車サービスはTNVSの下運営されています)
(写真) ずらりと並ぶ「Grabtaxi」の車両
「え?じゃあグラブタクシーやウーバーが使えなくなるの?」
という疑問を持たれる方もいるかと思いますが、その心配はありません。
今回のケソン市地方裁判所の判決によると、この暫定指止め命令は、
「新規車両の申請、審査」に対してであり、現在運営中のサービスには適応しない、
ということなので、利用者はこれまでと同じようにサービスを利用できます。
この判決の背景にあるのは、メトロマニラでのTNVS車の増加。
グラブタクシーやウーバーを利用する人が増えたために、既存の
タクシー会社の収入が大きく減っているといいます。
利用者にとっては非常に便利なタクシー配車サービスですが、
同業の他社にとっては大きな脅威にもなっているのですね。
- 「ニックネーム」 Hokuto
- 「自己紹介」 プライマーの巨人。背が高いけど気は小さめ。
- フィリピンの魅力にとりつかれ、
- セブからマニラへ。