マニラ中心部から車で1時間ほどの場所に位置する都市、アンティポロ。
高地にあるため、景色が良いスポットが多く、メトロマニラの夜景や、
マニラ湾に沈む夕日を一望することも出来ます。
市内には歴史ある教会が点在し、落ち着いた雰囲気が漂い、休暇の際に
家族や友人とのんびり過ごすスポットとして人気の場所です。
そんなアンティポロを象徴するようなリラクゼーションスポットが、
こちらの滝「ヒヌルガン・タックタック」。
(写真)水がごうごうと流れ落ちる、ヒヌルガン・タックタック
変わった名前だな、と思った方がいるかもしれませんが、
この名前が付いた経緯は16世紀まで遡ります。
16世紀当時、フィリピンはスペインにより統治されていました。
そこに持ち込まれたのがキリスト教。 スペイン人は教会を建設し、
そこでは毎日鐘が鳴らされるようになりました。
これがフィリピン人にとっては、うるさくて仕方がない。
人々は鐘を捨てるよう強く要求し、結局鐘は川に捨てられたのでした。
その鐘が捨てられた場所が、ヒヌルガン・タックタック
(鐘が捨てられた場所という意味)だったというわけです。
実はこの滝、今でこそ綺麗ですが、つい最近まで 汚染によって本来の姿を失っていました。
(写真)以前、多くのゴミが溜まっていた滝壺の様子
(参照:http://snapshots.casaveneracion.com)
しかし、フィリピン政府がこの場所を保護区域に指定し、 昨年行われた再開発で、
以前の美しさを取り戻したのです。
汚染から完全に蘇った今年の2月からは無料開放されており、
アンティポロの観光スポットとして大人気になっています。
友人や家族と過ごすという方には、滝の周辺にあるコテージで
景色を眺めながらわいわい食事するのがオススメ。
一人で静かに過ごしたいという方は、涼しげな滝の音を 聞きながら
瞑想してみるのも良いかも。
最高のリラックスタイムになること間違いなしです。
(写真)緑に囲まれた落ち着いた空間は瞑想にぴったり
一度は酷い水質汚染にさらされながらも見事に復活を果たした、 ヒヌルガン・タックタック。
その勇姿を見に、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
- 「ニックネーム」 Hokuto
- 「自己紹介」 プライマーの巨人。背が高いけど気は小さめ。
- フィリピンの魅力にとりつかれ、
- セブからマニラへ。
今年2月行きました2018年。地元の人P30、外国人P100(約210円:18年3月のレート)、上から見たら綺麗な景色でしたが、滝壺にはヘドロとゴミと石けんの泡。近づいたらへ泥臭くてとても他の人には勧められない。