中国の武漢やアジアを中心に、広い範囲で感染の拡大が続く新型コロナウイルス。在フィリピン日本国大使館は1月30日、フィリピン保健省がフィリピンで新型コロナウイルスの症例を初めて確認したという情報を発表しました。
フィリピン保健省は1月30日、中国・武漢市からフィリピンに到着した中国人女性が、オーストラリアにおける検査の結果、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
同発表によるとこの患者は1月21日に香港経由でマニラに到着し、軽度の咳があったため1月25日に健康診断を受診。新型コロナウイルスの疑いがあったため政府の病院に入院し、30日に感染が確認されたとのことです。
フィリピン保健省は次のような注意を呼びかけています。
(1)手洗いを励行する。
(2)農場や野生の動物に無防備に接触しない。
(3)咳をする際にはティッシュ等で口周りを覆う
(4)風邪やインフルエンザ様の症状がある人物との濃厚接触を避ける。
(5)食物の加熱調理を徹底する。
詳しい情報は下記からもご覧いただけます。最新の情報の入手に努め、引き続き冷静な対応を心がけましょう。
●フィリピン保健省: www.doh.gov.ph
●外務省(フィリピンの主な医療機関のリスト):
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/phili.html
(新型コロナウイルスに感染のおそれのある人は,あらかじめ医療機関に電話連絡してから早めに受診するようにしてください。)
●厚生労働省(新型コロナウイルス)関連ホームページ:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
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