ブログ
食べる
経済ニュース
コラム
求人情報

HOME > プライマーブログ > 【JETROフィリピンから】4月のインフレ率は2.2%と減速も、食品や飲料のインフレ加速

【JETROフィリピンから】4月のインフレ率は2.2%と減速も、食品や飲料のインフレ加速
2020年05月11日更新

JETROフィリピンは7日、新型コロナウイルスに関連する経済動向の新しい情報を発表しました。4月のインフレ率に関してのニュースです。


4月のインフレ率は2.2%と減速も、食品や飲料のインフレ加速

 

フィリピン統計庁(PSA)は5月5日、4月の消費者物価指数(CPI)上昇率(インフレ率)が2.2%となり、3.0%を記録した前年同月や2.5%だった前月から減速したと発表した。

 

減速要因として、交通がマイナス6.1%となり、前年同月から9.9ポイントと大幅に低下したことが挙げられる。3月16日付でマニラ首都圏を含むルソン地方全体に外出禁止令や公共交通機関停止を含む広域隔離措置(ECQ)が発動され、多くの交通機関が停止したことに起因すると考えられる。そのほか、住宅・水道光熱費(0.3%、前年同月比2.9ポイント減)、余暇および文化(1.6%、1.5ポイント減)、レストランおよび雑品(2.4%、1.1ポイント減)、医療(2.8%、0.8ポイント減)といった品目も上昇率は鈍化した。

 

一方で、政府は3月17日付で医薬品や食品、農産品など生活必需品の不当な値上げを禁止する通達を発出し、生活必需品の国内外物流は止めないという方針を示したものの、食品・非アルコール飲料のインフレ率は3.4%と、前年同月の3.0%から0.4ポイント、前月の2.6%から0.8ポイントそれぞれ上昇した。そのほか、アルコール飲料およびたばこ製品(17.9%、前年同月比8.0ポイント増)、教育(4.7%、8.5ポイント増)、家具・家庭用品および家屋修繕(4.2%、1.0ポイント増)などが上昇した。

 

フィリピン開発予算調整委員会(DBCC)は2019年12月、2020年から2022年までの3年間のインフレ率の目標を2~4%に据え置くと発表している(2020年1月10日記事参照)。

 


(坂田和仁)


(フィリピン)

出典:JETROフィリピンビジネス短信

 

ページ上に戻る

コメントを投稿

コメント歓迎! 特に掲載内容に変更・間違い等ありましたらコメントを送りください。
コメントを入力:
※掲載内容に関するご質問、ご予約は上記の連絡先にご連絡ください。
※掲載内容の相違、ご意見ご要望はここにご連絡ください。

※投稿いただいたコメントは、管理者のチェック後掲載しておりますので、即時には反映されません。

新着ブログ

2025年01月21日

2025年1月15日(水)、日本国際協力機構(JICA)は、ケソン市のDSWD(社会福祉開発省)セントラルオフィスにて、新たな草の根技術協力プロジェクト「マニラ首都圏及び中部ルソン地域における青少年のための更生支援員の育成と制度確立を目指すプロジェクト」の覚書に署名しました。

2025年01月20日

在フィリピン日本国大使館は1月20日、マニラ首都圏における強盗事件に関する注意喚起を発表しました。

2025年01月16日

マニラに複数店舗を展開する食材店、サンティスデリカテッセンでは、バレンタインデーに向けて、Facebookページでフォトコンテストを開催中です。サンティスデリカテッセンの食材を使用した料理写真を投稿した方の中から、3名の受賞者に、Php 2,000分のギフト券が贈られます。

2025年01月09日

フィリピン移民局(BI)は、長期滞在しているすべての外国人に対し、毎年最初の60日以内に本人が直接出頭して手続きすることを義務付けています。2025年のアニュアルレポートは、1月1日から3月1日まで。早めに申告を行いましょう!

2024年12月26日

今年も残すところあとわずか!フィリピンマニラではさまざまなホテルやレストランで、年末年始限定のプロモやギフト、イベントなどが用意されています。情報はUPDATEしていきますので、ぜひご確認ください!

広告
フィリピン不動産賃貸ポータルサイト  |   フィリピン求人 ジョブプライマー  |   BERENTA:Find the condo that suite you  |   【フィリピン在住者向け】コンシェルジュ&会員制コミュニティ Barong Club