在フィリピン日本国大使館は1月12日、タール山の噴火警戒レベル引き上げに伴う注意喚起の情報を発信しました。
大使館からの注意喚起のポイントは下記の通りです。
●フィリピン当局は,ルソン島南部,バタンガス州内にあるタール山の噴火警戒レベルをレベル4(危険な噴火が差し迫った状態)に引き上げました。現在,タール山島からの待避勧告が出されているとともに,付近住民の避難を強く呼びかけています。
●1月12日夕刻,マニラのニノイ・アキノ国際空港(NAIA)は火山灰等により民間航空機に危険をもたらす可能性があるとして,同空港の離発着を一時的に中断したと発表しました。
●タール山の状況について最新の情報に留意し,十分な注意を払うことが必要です。
Inquirerから引用
フィリピンにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在フィリピン日本国大使館
1 フィリピン地震火山研究所(PHIVOLCS)は,12日午後7時30分,ルソン島南部,バタンガス州にあるタール山のメインクレーターからの噴火が活発になり,危険な爆発的噴火が発生する可能性があるとして,噴火警戒レベルをレベル4(危険な噴火が差し迫った状態)に引き上げました。
2 タール山島からの退避勧告と,火口から半径14km以内の火砕流及び火山津波の危険性が高い地域からの避難指示が出され,実際に付近住民の避難が行われています。
(※ フィリピン当局は噴火警戒レベルを5段階で示しています。今後,危険な噴火が確認されるとレベル5となります。)
3 マニラのニノイ・アキノ国際空港(NAIA)は,同火山からの灰により民間航空機に危険をもたらす可能性があるとして,同空港の離発着は一時的に中断したと発表しました。
今後の運行状況については各航空会社に確認願います。
4 つきましては,タール山の状況について引き続き最新の情報に留意するとともに,タール山周辺への渡航・滞在を予定している方は,同山には近寄らないようにしてください。特にバタンガス州に滞在中の方は,十分な安全対策を速やかに講じてください。また,避難勧告が発出されている地域に滞在中の方は,現地関係当局の指示に従い,速やかに避難してください。なお,万一被害に遭った場合には,在フィリピン日本国大使館(下記連絡先)までご連絡ください。
<タール火山についての参考情報HP>
●フィリピン火山地震研究所
http://www.phivolcs.dost.gov.ph/
(問い合わせ窓口)
○在フィリピン日本国大使館
住所:2627 Roxas Boulevard, Pasay City, Metro Manila, 1300, Philippines
電話:(市外局番02)8551-5710
(邦人援護ホットライン)(市外局番02)8551-5786
FAX : (63-2) 8551-5780
ホームページ: https://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
○在セブ領事事務所
住所:7F, Keppel Center, Samar Loop cor. Cardinal Rosales Avenue, Cebu Business Park, Cebu City, Philippines
電話: (63-32) 231-7321
FAX : (63-32) 231-6843