JETROフィリピンは17日、新型コロナウイルスに関連する経済動向の新しい情報を発表しました。世界銀行が発表したフィリピンの2020年経済成長率予測についてです。
世界銀行は6月、フィリピンの2020年経済成長率をマイナス1.9%とする予測を発表した。世界銀行は新型コロナウイルスの国内での感染が拡大する前の今年1月、2020年経済成長率を6.1%と予測しており(2020年1月27日記事参照 )、5カ月で8.0ポイント引き下げたことになる。
世界銀行は、新型コロナウイルスの感染拡大が抑制されつつある中国、マレーシア、ベトナムといった周辺国と異なり、フィリピンの感染者数は依然拡大傾向にあり、ピークを迎えていないとした。
フィリピンの8.0ポイントという引き下げ幅は、ベトナム(3.7ポイント引き下げ)、インドネシア(5.1ポイント引き下げ)、ミャンマー(5.2ポイント引き下げ)、マレーシア(7.6ポイント引き下げ)、タイ(7.7ポイント引き下げ)といった周辺国よりも大きい。
フィリピン政府は3月中旬以降講じてきた外出制限や公共交通機関の運行停止といった厳しい措置について、6月に入り一部緩和する措置を発表(2020年6月2日記事参照 )したが、6月14日時点の感染者数は2万5,930人、1日当たりの感染者数は539人と感染拡大傾向は収まっていない。
世界銀行は2021年のフィリピンの経済成長率は6.2%と予測し、ASEANの中ではマレーシア(6.9%)、ベトナム(6.8%)に次いで高い経済成長率を記録するとした。
(坂田和仁)
(フィリピン)
出典:JETROフィリピンビジネス短信
★ フィリピンプライマーがライン配信を始めました!ぜひ友達登録をお願いいたします。
LINE ID: @philippineprimer
一つ前の記事: 【マカティで新鮮食材をゲット】レガスピサンデーマーケットが営業を再開しました!
一つ次の記事: 【BGCのむさし亭】テイクアウトとデリバリーを開始!揚げ物や自慢のおつまみを自宅で楽しもう
新着ブログ
2024年12月23日
在フィリピン日本国大使館は12月23日、マニラ首都圏における強盗事件に関する注意喚起を発表しました。
2024年12月23日
いよいよクリスマスシーズンが到来し、さまざまなホテルやレストランで、クリスマス限定のプロモやギフト、イベントなどが用意されています。
2024年12月20日
本日12月20日、フィリピンアラバンのフェスティバルモールに ニトリフィリピン4号店 がオープン!既にMITSUKOSHI BGC、グロリエッタ、SMモールオブアジアに店舗がありますが、今回の新店舗は 800坪と4店舗の中では最大の広さを誇ります。広々とした店内には、これまでの店舗にはない新たな魅力が満載!
2024年12月16日
今月号では、ここ2年以内にオープンした新しいカフェと、知っておきたい王道のカフェをマカティ、BGCを中心にピックアップしました。さらに、アフタヌーンティーも特集。ビジネス烈伝では、株式会社グーン専務取締役兼フィリピン支店長 SM GUUN Environmental Company, Inc. (SGECI) 小西 武史氏にお話を伺いました。ビジネス特集は不動産・内装と厨房機器・食品卸の二本立て。
2024年12月13日
ホテルオークラマニラの日本料理レストラン「山里」では、新年に向けておせち料理の注文を受け付けています。数量限定のおせちの予約は12月15日まで!お早めにお申し込みください。