ドゥテルテ大統領が掲げる大規模インフラ開発計画「Build, Build, Build」が発足して3年が経過しました。これまでに道路、橋、都市交通網などの計画や建設が着々と進んでいます。
更に期待されているNLEX(北ルソン高速道路)とSLEX(南ルソン高速道路)を結ぶ「NLEX-SLEX Connector Road」建設計画が今月より着手されたと発表されました。
フィリピン公共事業・高速道路省(DPWH)によると、このプロジェクトは同高速道路を結ぶほか、NLEXの南方を延長しSkyway Stage 3に接続、完成すれば南北からマニラ市街へ入ってくる交通量を減少させ交通渋滞が解消、1日当たり少なくとも約3万5千台の車両にメリットをもたらすとのことです。
道路は全長8kmの有料高速道路4レーンになる予定で、NLEX Segment 10と呼ばれるNLEXの終点であるカロオカン市のC3道路からマニラ市のソリスとエスパーニャを抜けサンタ・メサ(PUP Sta.)まで通りSkyway Stage 3に接続されます。またC3道路とマニラのエスパーニャの2か所にインターチェンジが新設されます。
Skyway Stage 3の8つの内5つのインターチェンジ(Aurora Boulevard、 E. Rodriguez Avenue, Quezon Avenue、Sgt. Rivera St. 、Balintawak)はNLEX-SLEX 間高速道路は通らず、残り3つのインターチェンジ(Plaza Dilao、Quirino Avenue、Buendia Avenue)がNLEX-SLEX 間高速道路に繋がる予定です。
ブエンディア(Buendia)からは南方にパサイ市、ビクタンを通るメトロマニラスカイウェイに接続されます。
DPWHはこのプロジェクトが完成すれば、新高速道路がマニラ港やニノイ・アキノ国際空港間を行き来する大型トラックの代替ルートとしても機能し、これまでNLEX から SLEXまで2時間かかっていた輸送時間が20分になり、渋滞の緩和につながると期待を寄せています。
2019年5月から開始予定だった新高速道路の工事は今月に前倒しされたとのこと。完成は2020年12月の予定です。
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