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第42回BDOマンスリーセミナー「銀行取引の基礎知識 ~日本・フィリピン 銀行取引の違いについて~」が開催されました!
2019年02月21日更新

フィリピンで働く日本人や主婦、リタイヤメントの方に向けて毎月開催されているBDO主催のマンスリーセミナー。日常をより豊かにするために役立つ、お金にまつわる情報を無料で学ぶことができます。

 

今回のテーマは「銀行取引の基礎知識~日本・フィリピン 銀行取引の違いについて~」。2月20日(水)にマカティのBDO本店にて開催されました。

 

 

 

 

日本とフィリピン(BDO)の銀行取引の違いについて、以下の項目に分けてご紹介いただきました。

 

  1. 金利相場の違いについて
  2. 支店窓口・ATM取引の違いについて
  3. 習慣(銀行取引関連)の違いについて
  4. 制度・規制の違いについて

 

 

 

金利相場の違いについて

 

日本の普通預金金利は0.001%(主要メガバンク)、フィリピンは0.25%と250倍の差があります。日本の定期預金金利は金額問わず、期間1~10年で0.01%(主要メガバンク)で、フィリピンが期間1年で0.75%~1.125%。ローンは日本が安く、住宅ローンが0.39%~1.70%(主要メガバンク)のに対し、フィリピンでは6.5%~8.5%(主要銀行平均値)。法人向け融資は、日本の場合が1,43%(全国平均/帝国データバングより)、フィリピンが7.23%(全国平均/CEICより)。

 

 

 

支店窓口・ATM取引の違いについて

 

窓口取引は口座開設支店でしかできない取引が多数あるので、常時行ける支店で開設するのがベストです。また、口座開設支店以外での取引に手数料が発生するケースも(ATMは無料)。

フィリピンの通帳は出入の明細が記入されず、金額しか記入されません。オンラインバンキングを使えば取引明細を確認できるので、通帳は特に使わなくても問題なし。

フィリピンのATMカードは日本で言うキャッシュカードのこと。日本の場合、デビットカードは別途申し込みが必要ですが、フィリピンのATMカードは全てデビット機能付き。BDOの場合、ATMにてドル口座からペソ出金が可能。円口座も作れますが、こちらはATMカードはついていません。ペソ口座は日本でも日本円で引き出しが可能(1日上限25,00ペソ)

日本の場合、ほぼすべてのATMで入出金が可能ですが、フィリピンの場合、4,000台あるATMのうち、入金対応ATMは400台のみと入金対応ATMが少ない。ATMでの通帳記帳はできません。また、引き出しに限度額があり、BDOの場合は1回10,000ペソ、1日50,000ペソとなっています。ATM手数料はBDOであれば0、他行であれば11ペソです。

現金で円を入金してすぐに出そうとするとペナルティが発生します。円の場合は入金して10日間経過しないと、引き出す際に0.25%の手数料がかかります。

フィリピンは日本と比べて、口座が休眠になるまでの期間が短い(普通・外貨預金は2年、当座預金は1年)。休眠になった場合は、口座開設支店でまた一から本人確認などを行う必要があります。

 

 

 

 

習慣(銀行取引関連)の違いについて

 

フィリピンでは小切手が主流。小切手を発行するときに先日付を書くため日本の約束手形同等の使い方になります。小切手に記載された振出日から6ヶ月以内に銀行に持ち込まないと取り立てできません。

日本と比べてフィリピンは振り込みが少ないですが、これは、口座番号と名前があればBDOの窓口で第三者が他人の口座に入金することができるため、振り込みという形をとる必要がないから。

日本は基本的に必要平均預金残高は無し(ただし現在導入を検討中)。フィリピンでは、BDO個人口座の場合、必要平均預金残高は2,000ペソからとなっています。

フィリピンでの署名は全てサイン。サインを登録するときは、英語/日本語3回ずつ書きます。(パスポートのサインが英語のみの場合は日本語は必要なし)

フィリピンでは家族以外の人たちで開設できる共同口座があり、サークルなど共同でお金を管理する場合に便利です。日本は家族口座はサービスはありますが、基本的に共同口座はなし。

 

 

 

制度・規制の違いについて

 

銀行が破たんした時、預金者に保証される金額は日本の場合が1,000万円+その利息分まで、フィリピンの場合は50万ペソまで。

フィリピンには外貨購入規制があり、非居住者に支払いするため(教育費・医療費・旅費・国外居住者への給与支払など)は可能ですが、預金のために外貨を購入することはできません。

また、フィリピンでは個人の場合ATMカード紛失時や送金時に出すFX Certificationなどの書類を各自で公証役場で公証(Notarize)してもらう必要がある。重要な書類は基本的に公証が必要。

銀行機密規則は日本で言えば個人情報保護法に似ており、政府の役人や政府機関のいかなる人も銀行口座の情報の調査、およびその内容を見ることはできないと明文化されている。裁判所から命令があった場合などは例外。

 

 

◆次回のテーマはこちら!◆

開催日:3月20日(水)12時~

場所:マカティBDO本店

 

場所の詳細はBDOジャパンデスクのウェブサイトをご覧ください。

無料ですので是非ご参加ください! 

 

本日のセミナーで使われた資料はBDOジャパンデスクのウェブサイトにアップされます。

過去のセミナー資料も掲載されていますので、合わせてご確認下さい。(ページ下段にある「今までのマンスリーセミナー」をクリック)

BDOジャパンデスクウェブサイト


プライマーウェブサイト「ビジネス」の掲載ページも是非ご覧下さい。

BDOジャパンデスク


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【BDOジャパンデスク お問い合わせ先】

メールアドレス:[email protected](日本語対応)

電話番号:02-663-4001(日本語対応)


 

 

 

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