フィリピンで日本語を使って話していると、会話を聞いていたフィリピン人に
「その「~~~」っていう日本語は、どんな意味なの?」
と尋ねられることが多々あります。
英単語一語で答えられることもありますが、対応する英単語がわからなかったり、
そもそも対応する英単語が無い、という場合も。
これと同様に、フィリピンの言語「タガログ語」にも、もちろん
「ぴったり対応する英語、日本語が無い」という言葉がいくつもあります。
今回は、そんなタガログ語4つをわかりやすく説明してみました。
もしかしたら聞き覚えのある言葉があるかも?
1、Kilig キリグ
「見るとめまいがしてしまうほど、ある人の事が大好き」という意味。
それと同時に「これ以上ないほど幸せ」という状態を指すことも。
(画像) 参照:fanpop.com
2、Umay ウーマイ
「どんな食べ物も、もう喉を通らない」という意味。
一見、英語の”full”と同じようにも思えますが、”Umay”は”full”よりも
「もう十分だ」という印象を強く与えられるそうです。
また用途は食べ物に限りません。例えば、長い間一緒に過ごしてきた相手に対し、
「君の顔はもう見飽きたよ」と言う際にも、適切な表現になります。
(この使い方はしちゃダメですよ!)
(画像) 参照:vintage.johnnyjet.com
3、Sayang サヤン
「惜しかったのに……」という残念な気持ちを表します。
英語の”Almost”に近いですが、”Almost”に対しては”muntik”という訳語があります。
日本語では「もったいない」と訳されることが多いですね。
残念な気持ちを表す言葉ですが、語感が良いので日本人も良く
使っている印象です。
(画像) 参照:9gag.com
4、Bangungot バヌンゴット
「満腹の状態で寝た時に起こる、死に至る悪夢」を意味します。
食べ過ぎによる「急性の出血性膵炎」という説が濃厚のようですが、
「説明のつかない突然死」と定義する専門家もいるそうです。
お母さんが、寝る前にお菓子を食べようとする子供を、
「寝る前に食べちゃダメ! バヌンゴットを見るわよ!」と
叱りつけたりするんだとか。
(画像) 参照:igalilea.blogspot.com
今回紹介したような、訳すのが難しいちょっと珍しいタガログ語は
まだまだあるはずです。
わからない言葉に出くわしたらとにかく、調べる、聞いてみる。
その積み重ねできっと、より深い理解ができるようになるのでしょうね。
- 「ニックネーム」 Hokuto
- 「自己紹介」 プライマーの巨人。背が高いけど気は小さめ。
- フィリピンの魅力にとりつかれ、
- セブからマニラへ。