フィリピンにお住まいの方で、仕事や日常生活でタクシーを使う方は多いのではないでしょうか。日本に比べて料金が安いので気軽に使えますし、安全面のリスクもジプニーやバスなどに比べれば低いと言えます。そんな、普段からタクシーをお使いの皆さんに嬉しいニュースがあります!
2016年3月19日(土)から、フィリピン全土のタクシーの初乗り料金が、40ペソから30ペソに引き下げとなります。これは、世界的な原油価格の値下がりによるもの。つい先日、同様の理由で、ジプニーの初乗り料金も7.5ペソから7ペソに引き下げとなりましたね。
【参考記事】
市民の足「ジプニー」の初乗り料金が7.5ペソから7ペソに値下げされました
(画像) Neri Colmenares facebookページ より
走行距離、時間による料金加算も見直し。新旧の料金を比較!
また今回は、初乗り料金のみならず、走行距離、走行時間の料金加算についても見直されることになりました。これまでの料金体系と、今回の新たな料金体系を比較してみましょう。「一般のタクシー」と値段の設定が一般より高い「空港タクシー」の2種類があります。
・一般のタクシー
◯初乗り料金
旧・40ペソ 新・30ペソ
◯走行距離による加算
旧・300mごとに3.5ペソ 新・500mごとに3.5ペソ
◯走行時間による加算
旧・120秒ごとに3.5ペソ 新・90秒ごとに3.5ペソ
・空港タクシー
◯初乗り料金
旧・70ペソ 新・60ペソ
◯走行距離による加算
旧・300mごとに4ペソ 新・500mごとに4ペソ
◯走行時間による加算
旧・120秒ごとに4ペソ 新・90秒ごとに4ペソ
走行距離に対する加算は、300mごとから500mごとになりましたが、走行時間に対する加算が120秒ごとから90秒ごとになっています。初乗り料金が引き下げになったのは嬉しいですが、特に渋滞がひどいマニラでは、走行時間に対する料金がかさんでしまいそうで心配です......
新しい料金体系は19日(土)からスタート。しかし、メーターの仕様変更は4月から
フィリピンの陸上交通許認可規制委員会(LTFRB)は、現在各タクシーに設置されているメーターの調整を、4月〜6月の期間で行うとしています。したがって、3月19日(土)から新しい料金体系がスタートするとはいえ、メーターの仕様変更はまだ完了していないということですね。
19日以降はメーターに40ペソと表示されていても、本当は30ペソなので、メーター通りの金額を請求されそうになったら、「マイナス10ペソでしょ」と指摘しましょう!
- 「ニックネーム」 Hokuto
- 「自己紹介」 プライマーの巨人。背が高いけど気は小さめ。
- フィリピンの魅力にとりつかれ、
- セブからマニラへ。