Childcare Center WHiZ 幼児教育連載コラム
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フィリピンの日系幼児教育施設から
様々な能力がはぐくまれる大切な幼少時代、フィリピンで暮らすこどもたちの未来のために何が大切で、何を今すべきなのか︕︕ 会社員から保育士に転職、BGCでウィズこども園を運営されている小野さんに聞きました。
ウィズこども園・保育士 小野誠さん
フィリピンで子育てをするうえで、気を付けることは何ですか?
フィリピンでお子さまを育てるにあたり、安全・衛生管理の重要性を意識することは不可欠です。「フィリピン人は子どもに対して寛容で、妊婦や高齢者を大切にする優しさを持っている」と私だけでなく多くの日本人が抱く印象でしょう。しかし、一方で強盗や誘拐事件が発生しているのも事実です。フィリピンでの子育ては、日本とは異なる環境であることを理解し、日々の安全対策をしっかりと行うことが求められます。
また、多くのご家庭が駐在員の帯同家族であるため、お勤め先への影響も考慮した安全・衛生管理が必要です。重度の怪我や感染症にかかることは、ご家庭だけでなく、勤務先にも影響を及ぼす可能性があります。企業の総務・人事担当者が駐在員の安全確保に多大なコストを費やしている現状を踏まえると、不要なリスクを避け、安全管理を徹底することは大切な責任の一つと言えるでしょう。
そこで、以下のポイントをまとめました。
1. 安全面への配慮
遊び場の選定
フィリピンには安全な地域もありますが、子どもだけで公園で遊ばせることは避けましょう。必ず保護者の目が届く場所で遊ばせることが大切です。また、公園を選ぶ際は、警官の巡回があるか、どのような保護者や子どもたちが利用しているかを事前に観察することをおすすめします。
2. アレルギー・感染症対策
食物アレルギーをお持ちのお子さまは、食べ慣れたものを選ぶことをおすすめします。万が一、アナフィラキシーショックなどの緊急事態が発生した場合、日本のように10分前後で救急車が到着することは期待できません。適切な対応ができる環境を整えておくことが重要です。
また、お子さまがよく過ごす施設が、消毒や換気対策を徹底しているか事前に確認しましょう。施設で流行している感染症や感染者数の情報を把握し、必要に応じて行動を制限することも大切です。感染症はお子さまだけでなく、ご家族にもリスクをもたらし、保護者の勤務状況にも影響を及ぼす可能性があります。仕事や日常生活に支障をきたさないよう、事前に対策を講じましょう。
3. プライバシー保護
不要な写真撮影には、応じないようにしましょう。近年、AIによる写真の悪用が問題視されており、フィリピンでもそのリスクが指摘されています。撮影した本人に悪意がなくても、SNSにアップロードされた写真が思わぬ形で拡散する可能性があります。もしカメラを向けられた場合、笑顔で”Sorry, No Photo.”というとフィリピン人も快く理解してくれることが多いです。
4.怪我や事故
どんなに気を付けていても、子どもが怪我や事故に巻き込まれてしまうことを完全に回避することはできません。万一の場合に備えて、総合病院の場所の確認やお勤め先担当者の連絡先の把握をしておきましょう。また、病院到着後、海外では医療費のデポジットを要求されることが多くあるため、海外旅行保険のコピーやパスポートをすぐに持ち出せるようにしておくことをお勧めします。
フィリピンでの子育ては、日本とは異なる環境だからこそ、日々の安全管理が重要です。ご家族とお勤め先の両方にとって安心できる環境を整えるために、必要な準備を整えましょう。異国でのお子さまの健やかな成長のために、ご参考いただければ幸いです。
ウィズこども園では、日本の保育環境を重視し、衛生管理と安全管理の徹底に日々努めています。私たちが大切にしていることは、『お子さまとご家族が、ご赴任からご帰国まで健康で安全に過ごせること』です。保護者様アンケートでは、毎年『園の衛生管理・安全管理に関する満足度調査』で、100%の方が「満足」または「どちらかというと満足」と回答されています。
お子さまが毎日を楽しく、有意義に過ごせるために!
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<2025年度入園申込受付中!>
元気に開園中!
2025年度募集園児の対象は下記の通りです。
3歳児(2021.4.2生~2022.4.1生)4歳児(2020.4.2生~2021.4.1生)
5歳児(2019.4.2生~2020.4.1生)2歳児 ※2025年6月頃より開設
※年度の途中入園も可能です。
クラスによっては、定員に達している場合がございます。お気軽にお問合せください。
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